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2018年6月23日にタイ北部チェンライ県メーサイ郡の国立公園内のタムルアンナンノン洞窟に入り行方不明となった、13歳から16歳の少年サッカーチームのメンバー12人と、25歳のコーチの男性、合わせて13人。彼らが洞窟に入った後に、その一体が豪雨に見舞われ、大量の水が洞窟内に流れんだそうで、彼らはその水から逃れようと、洞窟の奥へ奥へと進んで行ったのでした。
タイ警察、タイ軍と世界の洞窟の専門家の協力のもと、彼らが無事発見されたのが7月2日のこと。洞窟に入り込んでから実に9日目の事でした。
しかし大変なのはその後。洞窟には雨で更に水が入り込み、さらに少年らがいる場所にたどり着くのにも大変な苦労でした。残念ながら救出活動の中で、洞窟に入ったダイバーが酸素不足で亡くなるという悲しい出来事もありました。
一説には救助までに数ヶ月かかると言われていましたが、これ以上洞窟の水が増えると少年らに危険が及ぶ可能性もあって、7月8日より救出活動を開始。その方法は、少年らに海中散歩のようなヘルメットをかぶせて水に入り、潜って洞窟の外に出るというものでした。同日には少年4人が脱出。翌9日にはさらに少年4人が脱出。そして10日には少年4人とコーチ1人が脱出し、全員無事救出となったのです。
少年らは現在病院で治療、療養を行っているところですが、先日はFIFA会長が少年ら13人を、7月15日にモスクワで行われるサッカーW杯ロシア大会の決勝戦に招待すると表明。それまでに元気になって、みんなでロシアに旅立っていただきたいですね。
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