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日本が過去最多となる15個のメダルを獲得したこともあって、大きな盛り上がりとなった韓国で開催された平昌オリンピック。中でも銅メダルを獲得して大人気となった女子カーリング日本代表チーム・LS北見の鈴木夕湖選手が、何気なしに”もぐもぐタイム”で食べた「韓国イチゴが美味しかった」と言った言葉が話題になっています。
各報道によると、鈴木夕湖選手の言葉を受けて斎藤健農林水産大臣は2018年3月2日、韓国イチゴについて「以前日本から流出した品種を基に、韓国で交配されたものが主」と指摘。以前よりインターネット上では「韓国イチゴは元々日本イチゴ」と言われていましたが、斎藤大臣の言葉によって、これが事実であると日本中に広く知れ渡ることになりました。
ここでレコードチャイナの記事の一部を引用します。
カー娘が「おいしい」と食べていた韓国のイチゴ、ルーツは日本?|レコードチャイナ
韓国のイチゴ市場で一時は8割のシェアを占めた「レッドパール」について、開発者の西田朝美さんが韓国人から種苗を分けてくれと懇願され、何度も断ったものの、最後は根負けして5年間の有償栽培契約を結んだものだと伝えた。契約書には、契約者以外の人物とは許諾契約しないと明記されていたが、この韓国人は苗を他人に分け与えてしまい、韓国中に広まってしまったという。その後、韓国では「レッドパール」と他の日本の品種を掛け合わせて「ソルヒャン」という韓国産ブランドを作り、現在では韓国で1000億円市場にまで成長したという。しかし、この「ソルヒャン」は掛け合わせ品種であるため品種登録の対象外となり、日本側にはお金が入ってこないと伝えた。
タイでもスーパーマーケットや市場などで輸入イチゴを見かけることが多くなりました。しかしその多くが日本イチゴではなく、韓国イチゴです。
バンコク・オートーコー市場のとある果物店を訪れたところ、韓国イチゴが何箱も積まれているのに対して、日本イチゴはわずか一箱。その価格の安さからか、韓国イチゴは日本イチゴを凌ぐ人気になっているようです。
また、タイの芸能人が韓国を訪れた際に、韓国イチゴを食べている姿をInstagramにアップしているのを見かけることがあります。そんな写真をみたファンたちは、イチゴを見ると韓国をイメージするようになってしまうのかもしれません。
なお斎藤大臣は、今後日本の品種保護を強化していく方針を示したそうです。
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