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「かつてない、経済”予測”番組」として毎週テレビ東京系で放送中の「日経スペシャル 未来世紀ジパング ~沸騰現場の経済学~」。2018年1月22日の放送は「世界を救う日本の医療!」で、タイの田舎の人々を救う、日本のあのお馴染みのシステムが紹介されました。
タイの首都バンコクは大きな病院も小さなクリニックも多数あり、病気になっても安心といえば安心なのですが、地方の田舎町ではまだまだ病院がない地域も多いのだそうです。
イサーンと呼ばれるタイ東北地方のシーサケット県バーク村もそんな地域の1つ。人口375人のこの村には水道も学校も病院もないのだとか。そんなバーク村で病気の人々を救っているのがタイ版「富山の置き薬」です。薬は、薬草で作ったタイの伝統的なものが入っています。
なぜタイに「富山の置き薬」があるのかというと、タイの保健省がWHOの会議でその存在を知り、タイの病院や薬局のない地方を救えると考えたのだとか。2009年に日本財団が「置き薬キット」を無料で配布・始動を行ない、現在に至っているのです。
ちなみにタイ版「富山の置き薬」でいちばん人気なのが、痔の薬。辛いものが大好きなタイ人は痔に悩まされている人が多いのですね。田舎でソムタム(パパイヤサラダ)を食べると悶絶するほど辛く、翌朝のトイレではお尻の穴が痛くなるのを経験したことがある人も多いのでは?ちなみにその痔の薬は「ペートサンカート(เพชรสังฆาต 番組ではペーサンカと表記)」という飲み薬だそうです。
日経スペシャル 未来世紀ジパング ~沸騰現場の経済学~(テレビ東京)
毎週月曜日 夜10時 ~10時54分
内田恭子 片渕茜
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/
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