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2016年7月よりバンコク-成田線が就航開始した格安航空会社(LCC)のスクート(http://www.flyscoot.com/ )。なんと全路線が最新次世代航空機ボーイング787、通称「ドリームライナー」での運行とのこと。これまでの航空機よりより静かに、より広くなったというドリームライナーに搭乗してきました。バンコク-成田の空の旅の記録です。
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TZ292 バンコク 0:55発 成田9:00着
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バンコクに空港は2つあります。スクートの成田行きはドンムアン空港発です。くれぐれも間違えてスワンナプーム空港に行かないようにご注意ください。
出発の2時間前に空港のチェックインカウンターに到着すると、すでにチェックイン待ちの人々で大行列。その多くが日本人客でした。ここで30分ほど待ってのチェックインです。空港でゆっくりしたいという方は出発の3時間ほど前にドンムアン空港に到着するのが良いかも知れないですね。
タイを出国して、時間があったので免税店を巡った後、いよいよ搭乗です。まずはスクートビズ(スクートのビジネスクラス)の乗客から搭乗。続いてエコノミークラスの乗客が搭乗となります。
迎えてくれたスクートの客室乗務員(CA)さん。この日は全部で8人のCAさんがいて、その内1人は日本人の方でした。もちろん機内のアナウンスも日本人のCAさんが日本語でも行ってくれます。困った時は日本人のCAさんが対応してくれるので安心です。
この日の座席はエコノミークラスですが、前方のサイレントゾーンを選択。 12歳未満の子供さんには利用できず、ヘッドレストも可動式なので、静かに快適にフライトを楽しめます。特に夜のフライトではオススメですね!他にもピッチの広いスーパーシート、ストレッチシートも選択可能です。
上部の手荷物棚は従来機より30%も容量アップ。収納がとっても楽になりました。また手荷物棚がスッキリ収まっているので、機内が広々と感じられます。
窓は従来機のようなスライド式ジェードがなく、ボタンを押すと窓にスモークがかかる電子窓になっています。ボタン一つでスモークの薄さが調節出来るので、眩しいけど外も見てみたいし・・・という希望にもしっかり対応できます。
各座席にモニターはありませんが、自身のスマホやタブレットやPCに映画などを有料で映し出す「スクートTV」を利用することができます。なんと9US$で見放題です。ただし、アプリをインストールする必要があるので、慣れない人は戸惑うかも。そんな時はCAさんに聞いてみましょう。
スクートはLCCなので、フルサービスの航空会社にあるサービスを省くことで価格を格安で提供できるようになっています。ブランケット(毛布)の貸出サービスはありません(ただし有料販売はあり)。エアコンが寒いと感じる人もいるかと思いますので、ご自身で上着やブランケットを用意することをおすすめします。また食事やドリンクも有料。チケットの予約段階で申し込むことも出来ますが、機内で注文することも可能です。
0時55分に定刻通り出発した成田行きのスクート。離陸して数分、安定飛行に入りシートベルト着用のサインが消えると、機内サービスのスタートです。すでに深夜1時過ぎ(タイ時間)ですので、そのまま寝てしまう方も多いですが、事前に食事を注文していたので早速いただきます!
注文してあったのはマレーシア料理の「ナシレマの鶏肉と魚豆腐添え」。ココナッツミルクで炊いたご飯のマレーシア風カレーライスですね。熱々の状態で出てきて美味しくいただけました。ほとんどの温かい食事と軽食はハラル認定を受けているそうなので、イスラム教徒の人でも安心して食べることができます。ただし事前予約でしか注文出来ない「プレミアムセレクション」というメニューはハラル認証は受けていません。
こちらがメニューの一部。タイ料理とはまた違った、美味しそうな料理がいっぱい。カップラーメンもあります。
ドリンクはこちら。もちろんビールやワインも。
スクートで嬉しいのが機内でインターネット利用のWi-Fi接続が可能なこと。食事を終えて一眠りした後、朝になってインターネットに繋いでみました。価格はSNS利用向け20MBのプランが5US$。1時間利用可のプランが11.95US$。3時間利用可のプランが16.95US$。24時間利用可のプランが21.95US$。事前申込みでも、機内での申込みも可能です。
実際に機内で申し込んでインターネットに接続してみました。メールアドレスで登録し、クレジットカードで支払いです。
1時間プランを選択。インターネットに接続されてメールを確認すると、利用料金の領収書が届いていました。
インターネット接続後にスピードテストを行ってみると、277.80kbpsでした。メールチェックもウェブサイト閲覧もLINEやFacebookなどのSNS利用もそれほどストレスなく利用が可能です。これは非常に便利です! フライト中もお仕事でインターネットに接続したいという人も問題なく利用できそうです。
スクートのドリームライナーは定刻通り朝9時に成田空港に到着です。格安なのに最新機体で快適に、なおかつこれまでなかったサービスも体験が出来るスクートの旅。早めに予約を行えばさらにお得な価格でチケットを購入できるチャンスも。現在スクートはバンコクから日本へのフライトは、成田の他にも大阪にも就航中です。ぜひ次のタイ旅行ではスクートを試してみてください。
取材協力 スクート http://www.flyscoot.com/jp
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