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オリンパス株式会社は、タイ・バンコクに「T-TEC(Thai-Training and Education Center)」を開設。主に東南アジアの医療従事者に向けた内視鏡関連の教育・トレーニングの場を提供する施設として、2016年7月28日から本格始動します。
【トレーニングセンター開設の背景】
経済が急速に発展する新興国において、患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)の向上が求められています。内視鏡は「早期診断」、「低侵襲治療」を通じ、患者さんの体への負担の軽減や、医療経済への貢献につながる医療機器と言われています。しかし東南アジアの多くの国では、内視鏡医、腹腔鏡等で手術を行う外科医の不足、医療技術の向上の余地があるなど課題がまだ残されています。
T-TECは医療従事者に向けた教育やトレーニングの場を提供することによって、東南アジア諸国での消化器内視鏡や外科内視鏡に関連する知識や診断・治療などの医療技術基盤の強化に貢献するために設立されました。より多くの医療従事者の方の利用を目指すため、東南アジア地域からアクセスしやすいタイに開設されています。また、同施設はドクターだけでなく、看護師や技師向けのトレーニングのほか、社員研修の場としても使われる予定です。
[所在地]
27 Soi Sukhapiban 2 Soi 31, Dokmai Pravet, Bangkok 10250, Thailand
[敷地面積/延床面積]
4,800m2/4,900m2
[階数]
4階建て(その内3階までを使用)
[竣工年月]
2014年4月1日竣工 2016年7月28日本格稼働
[総工費]
16億8000万円
[設備]
消化器内視鏡、超音波内視鏡、内視鏡とともに使われる処置具、4Kや3Dの外科内視鏡、外科手術向けのエネルギーデバイス、内視鏡用の洗浄消毒装置、講堂、トレーニング室、会議室(ビデオ会議システムに対応)など
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