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独自の視点やこだわりを持って世界&日本を巡る伝聞型紀行バラエティがTBSテレビ「クレイジージャーニー」。2016年5月13日の放送では、タイの奇妙な儀式の様子が紹介されました。
その儀式とは、毎年3月にバンコクの西、ナコンパトム県のワット・バンプラという寺院で行われる「サクヤン」と呼ばれるタイ仏教伝統の入れ墨の儀式。数千人もの人が集まるというこの儀式では、入れ墨を彫った人びとがトランス状態になって奇声をあげながら走り回るという、奇妙な光景を見ることができます。
ワット・バンプラは「入れ墨寺」として広く知られています。その理由は、かつてこの寺院の僧侶がトラの被害に悩む人びとにお守りの意味を込めて入れ墨を施したら、瞬く間にその被害がなくなったからなのだとか。それからというもの、入れ墨には特殊な力が宿ると信じられるようになり、人びとは年に一度このお寺で刺青を彫るようになったのだそうです。
下の写真が儀式本番に向けて、境内で入れ墨を施している人びとの様子です。虎やカエルや猪や、ハヌマーンと呼ばれる猿の化身などの精霊を体に彫ることで、力強さや幸運を得るのだそうです。
儀式本番の様子の動画がこちら。
人びとは入れ墨の動物や精霊が乗り移り、仏像に向かって走りだすのです。
日本で入れ墨というとどうしても反社会的なイメージがありますが、タイでは宗教的な意味合いが強く、入れ墨を施すことに対しても抵抗が少ないようです。どおりに日本に比べてタイでは入れ墨を入れている人の数が非常に多く感じられるわけです。
[住所]
1/1 Moo 3、Bang Kaeo Fa, Nakhon Chai Si District、Nakhon Pathom 73120
[ウェブ]
https://www.facebook.com/Bp.or.Th/
クレイジージャーニー (TBSテレビ)
毎週木曜日よる11:53から
松本人志(ダウンタウン) 設楽統(バナナマン) 小池栄子
http://www.tbs.co.jp/crazyjourney/
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