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2016年5月14日(土)から日本全国順次公開されるタイ映画「すれ違いのダイアリーズ」が、目が見えない方や、字幕に慣れていない子供たちも映画を楽しめる、バリアフリー音声ガイドサービスを導入。5月8日には陸前高田市コミュニティホールで「『すれ違いのダイアリーズ』バリアフリー音声ガイド完成披露試写会」が開催されました。そのレポートが届きましたので、ご覧ください。
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映画マスコミや映画祭で見た観客の口コミがとにかく熱い『すれ違いのダイアリーズ』は、山奥の湖に浮かぶ水上小学校を舞台にした切なくてもどかしい2人の教師のラブストーリー。やんちゃな子供たちも可愛く、見れば誰もがハッピーになるこの映画を、目の見えない方も楽しめるようにバリアフリー音声ガイドが制作された。その吹き替えに、東日本大震災による被害からの復興で、現在バリアフリーの町づくりに取り組んでいる岩手県陸前高田市の小中学生が参加し、昨日、完成した音声ガイドの完成披露試写会が陸前高田で開催された。
『すれ違いのダイアリーズ』バリアフリー音声ガイド完成披露試写会概要
[日時]
2016年5月8日(日)13:30~
[会場]
陸前高田市コミュニティホール
[ゲスト]
戸羽太・陸前高田市長、吹き替えに参加した子供たち、ニティワット・タラトーン監督
[主催]
ムヴィオラ 共催: 陸前高田市、特定非営利活動法人AidTAKATA
[協力]
陸前高田市教育委員会、横田小学校、旧横田中学校 音声ガイド制作協力:Palabra株式会社
この日の舞台挨拶には、陸前高田市長、吹き替えに参加した子供たち7名と、タイからかけつけたニティワット・タラトーン監督が登壇。戸羽市長は「完成版を観るのが楽しみ。子供たちがこれから活躍して、陸前高田の復興・発展に関わってもらえれば」と挨拶。次に登壇した監督は「陸前高田市を訪れることができて嬉しい。今回の企画によって、タイから陸前高田市に“元気になろう”という励ましのエールを送ることができたようで、誇りに思う」と語った。続いて、吹き替えを担当者した子供たちが登壇。「吹き替えは難しかったけど自分なりに精一杯やれた」「上手くできたと思うので観るのが楽しみ!」とみんな堂々と挨拶した。
ロードショーの映画館ではタイ語・日本語字幕付き上映で、バリアフリー音声ガイドは希望者だけの利用だが、この日はバリアフリー音声ガイドを全員で体験するべく、目が見える人も音声ガイド付きの素材で鑑賞。上映後には一般観客から「子供たちの吹き替えはすごく上手だった」「ラブストーリーがハラハラして面白かったし、子供たちは可愛いし、誰にでもすすめられる映画」と大好評。観客と一緒に鑑賞したニティワット監督も「日本語の意味は分からないけど、劇中のタイの子供と陸前高田の子供たちの声が合っていて、とても良い雰囲気だったと思う」と出来栄えに嬉しそう。陸前高田からバリアフリーを発信する素晴らしいイベントになった。
5/14(土)から全国順次公開される『すれ違いのダイアリーズ』は、いつでもどの映画館でもバリアフリー音声ガイドが利用できるサービスを導入。目が見えない方だけでなく、字幕を読むのに慣れていない子供たちにもぜひ利用してほしい。
『すれ違いのダイアリーズ』バリアフリー音声ガイドの利用方法
iOS(iPodやiPhone)やAndroidのスマートフォン・タブレット等にUDCastトップページ(http://udcast.net/ )から専用アプリをダウンロードする。5/14から公開のどの映画館でもどの回でもアプリを立ち上げれば音声ガイドが利用可能。視覚障がいのある方も映画を楽しめる。映画館に行く前に自宅でアプリをダウンロードすることをおすすめ。
5月14日(土)よりシネスイッチ銀座、伏見ミリオン座ほか全国順次公開!
The Teacher’s Diary
คิดถึงวิทยา
2014年/タイ/110分/ムヴィオラ
[監督]
二ティワット・タラトーン
[出演]
スクリット・ウィセートケーオ(ビー THE STAR)、チャーマーン・ブンヤサック
[テーマ曲]
25 hours
[ウェブ]
http://www.moviola.jp/diaries2016/
【INTRODUCTION】映画の舞台は、湖に浮かぶ水上学校。新米教師の青年が、前任教師の女性が残した日記を読んで、会ったこともない彼女に恋してしまった!コメディ要素と誰もがキュンとするラブストーリー要素がたっぷり詰まった感動作で、監督は『フェーンチャン ぼくの恋人』(03)のニティワット・タラトーン。映画初出演にして主演に抜擢されたのは、タイで絶大な人気を誇り、“ビー”の愛称で知られるポップスターのスクリット・ウィセートケーオと、演技力も美しさも抜群の女優“プローイ”ことチャーマーン・ブンヤサック。1冊の日記をめぐって、これまでなかった“すれ違い”が観客の心をぎゅっと掴む演出の巧みさに思わず脱帽の傑作です。水上学校のロケ地であるケーンクラチャン国立公園の雄大な自然や、願い事を書いて空に放つコムローイのシーンなど、一度は訪れたくなるタイの魅力がたくさん詰まった作品にもなっています。
【STORY】電気なし水道なし、携帯電話さえも繋がらない僻地の水上学校に教師としてやってきたダメ青年のソーン。教師といっても教師経験はまったくなし。超やんちゃな子供たちに囲まれ、ドタバタ失敗つづきの毎日だったが、ある日、前任の女性教師エーンが残していった一冊のノートを見つける。それはエーンの日記だった。そこには、彼女の教師としての悩みや喜びだけでなく、若い女性としての感情も綴られていた。その日記を読むうちに、ソーンは会ったこともないエーンに恋してしまうが、やがて……。
タイの水上学校。新米教師の青年が、前任教師の女性が残した日記を読んで、会ったこともない彼女に恋してしまった!コメディ要素と誰もがキュンとするラブストーリー要素がたっぷり詰まった大ヒット作で、監督は『フェーンチャン ぼくの恋人』(03)のニティワット・タラトーン。2人の人気スターを主演に迎え、笑いあり涙あり、観た後誰もが一番大切なものに気づくハートフルな傑作に仕上げ、アカデミー賞タイ代表にも選ばれた。
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