バンコクの善良なタクシー運転手 香港人乗客の忘れ物をホテルに届ける

バンコクのタクシーのイメージです

先日はバンコク・スワンナプーム空港からバンコク中心部まで、通常の20倍の代金をぼったくった悪徳タクシーの話題をお伝えしましたが（参照 20倍ぼったくりタクシードライバーの免許剥奪、バンコク空港から都心まで6000バーツ支払わす）、今度は忘れ物を乗客に返却した善良なタクシーの運転手さんの話題です。

タイの新聞タイラットによると、2016年3月31日夜9時半頃、香港人男性が空港からスクンビット26にあるホテルに向かいましたが、渋滞のためホテルに到着する前にタクシーを降りたのだそうです。その直後に運転手さんが後部座席の忘れ物のバッグに気づきましたが、男性の宿泊しているホテルはどこか分からず・・・。運転手さんはすぐにスワンナプーム空港に連絡して宿泊ホテルを探しだし、忘れ物を届けたのだとか。なお、忘れ物のバッグの中には30万円相当の現金やクレジットカード、パスポート等が入っていたそうです。

ボッタクリに、乗車拒否に、改造メーター、強盗や強姦などなど、バンコクのタクシーの悪い話題は付きませんが、たまにはこんな善良なタクシーの話題もニュースになります。実際は悪徳タクシーの話題が目立つだけで、善良な、あるいは普通に気持よく乗れるタクシーがほとんどのはず。乗客にとってはもちろん、そんな多くのタクシーにとっても悪徳タクシーの存在は迷惑なことでしょう。1日早く、忘れ物を乗客に返すという日本のタクシーなら当たり前のことがニュースにならないタイになってほしいものです。

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