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ユーロモニターは、「世界中で『爆買い』する中国人旅行者」に関する報告書を発表。タイに関する報告によると、タイへの中国人旅行者の数は、2010年以降急増しているそうです。
まずはこちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=UqZb1bUKJQ0
強力ガソリン添加剤の開発に成功したシューは、タイに滞在する大株主の同意を取り付けて大儲けしようと、バンコクへ。一方、開発パートナーのガオも、別の企みから密かにシューの後を追っていた。偶然機内に居合わせたワンも巻き添えに、3人の中国人の一触即発タイ珍道中が始まる!
2012年に中国で公開された「Lost in Thailand(人再囧途之泰囧)」というコメディ映画です。この作品が大ヒットしたことで、中国人のタイへの関心が一気に高まったそうです。この映画の影響で中国からの観光客が2012年から2013年にかけて1.6倍に急騰し、年間の中国人旅行者数が460万人を超え、なんと2015年には700万人に達しました。報告では、「観光はタイ経済において重要な位置付けにあり、2015年ではGDPの9%を占めています。この意味で、タイの経済は中国人旅行者に大きく依存していると言えるでしょう」としています。
報告によると、一番人気のタイでの旅行先は買い物で便利なバンコクと、「Lost in Thailand」の撮影地のチェンマイと、プーケット。バンコクでは「爆買い」で大量のブランド品が購入されているそうです。
中国人にタイ旅行が人気の理由はビザ要件が緩和されたこと。日本にタイ人旅行社が殺到したのもビザ要件の緩和でした(現在タイ人はビザ不要で日本入国が可能)。更に報告では、「2020年には中国とタイを結ぶ鉄道が開通することなどから、引き続きタイは中国人にとって人気のある旅行先であり続けるでしょう。」としています。中国人観光客のマナー違反も問題になることが多いタイですが、今後もますますタイを訪れる中国人が増えそうです。
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