日本政府は2013年6月11日、観光立国推進閣僚会議を開き、今夏までにタイ人の日本観光ビザ取得を免除する方針を正式決定しました。
成長戦略素案に掲げられた2030年に訪日外国人旅行者を3千万人超に増やす目標達成に向けた方針とのことで、タイとともにマレーシアがビザ取得免除、ベトナムとフィリピンが数次ビザの発給、インドネシアは既に発給されている数次ビザの期間延長になります。
観光立国推進閣僚会議で、安部総理大臣は以下のように述べたそうです。
「我が国には、素晴らしい自然、文化、歴史、料理など、世界の人々に自信をもって勧められる観光資源があります。
これらを活かし、魅力にあふれる観光立国の実現に向け、本日、「アクション・プログラム」をとりまとめました。
この中で、まずは、日・ASEAN友好協力40周年となる本年、ASEAN諸国からの観光客のビザについて、1.タイ・マレーシア向けのビザは免除
2.ベトナム・フィリピン向けの数次ビザ化
3.インドネシア向け数次ビザの滞在期間延長により、一気に緩和することを、決定しました。夏までに実行いたします。
また、放送コンテンツの大々的な海外展開、海外のチャンネルの確保など、政府全体で日本ブランドを海外発信してまいります。アジアNo.1の国際会議開催国の地位を不動のものといたします。
史上初めての訪日外国人旅行者数1000万人を達成し、さらに2000万人を目指していくため、この「アクション・プログラム」を直ちに実行してまいります。
我が国の経済成長や地域活性化のため、また、世界中の多くの方に、美しい日本を直接体験していただけるよう、関係閣僚のご協力をよろしくお願いいたします。」
また、在タイ日本国大使館ウェブサイトには、タイ人の皆さんへのメッセージが掲載されています。
■タイ人に対する査証緩和措置実施について
2013年6月11日 在タイ日本国大使館
6月11日、日本政府は、短期滞在を目的として訪日を希望されるタイ国民の皆様に対しまして、査証免除を行うことを決定しました。
本措置により日タイ間の往来・交流が一層促進されることが期待されます。
現在、査証免除を夏までに開始できるよう、最終的な準備を行っています。査証免除の開始時期及び免除の内容(滞在期間)が決定され次第あらためてお知らせいたします。(ついては、この間、訪日を計画されている方はその点ご留意願います。なお、査証免除の開始前までに発給された全ての査証につきましては、それにかかった手数料の返金はできませんので、ご理解願います。)
【お問い合わせ先】在タイ日本国大使館
領事部 査証班
Tel:02-207-8503 / 02-696-3003
(2013年6月11日 掲載)
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