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世界の不思議をミステリーハンターがレポートするTBS系「日立 世界ふしぎ発見」。2012年12月8日放送の回では仏教国で知られているタイの中に息づくヒンドゥーの神々たちに迫りました。
タイの首都といえばバンコクですが、実はバンコクという名称は正式なものではありません。正式な名称はクルンテープマハーナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤーマハーディロック ポップノッパラット ラーチャターニーブリーロム ウドムラーチャニウェート マハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタッティヤウィッサヌカムプラシットといいます。 日本語に訳すとインドラ神がヴィシュヌカルマ神に命じてお作りになった、神が権化としてお済みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、インドラ神の戦争のない平和な、インドラ神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都。
インドラ神とヴィシュヌカルマ神というのはヒンドゥーの神様だそうで、合計4回もヒンドゥーの神様の名前が出てくるんです。仏教の国タイですが、仏教と同じくインドで生まれたヒンドゥー教と強く結びついているんですね。上の写真もインドの神ブラフマーの像で、観光客も多く訪れるエラワンの祠のものです。
ちなみにバンコクという名で呼ばれるようになったのは、かつてバンコクを訪れたポルトガル人が現地の人に地名を聞いたところ、ウルシ科の木のある村という意味のバーンマコーク (บางมะกอก)と答えたのを地名と勘違いしたからなんだとか。タイ人はバンコクでなく、正式名称の最初の部分のクルンテープと呼ぶのが一般的ですね。
日立 世界ふしぎ発見(TBS)
毎週土曜日 夜9時から放送
草野仁 黒柳 徹子 板東 英ニ 他
http://www.tbs.co.jp/f-hakken/
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