反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会実施に関する注意喚起
(2010年5月19日10:00現在)
1.19日(水)午前7時過ぎ、タイ政府治安当局は、サラデーン交差点付近で抗議活動を行っているUDDデモ隊の強制排除に向けた行動を開始しました。治安部隊は、装甲車を同交差点付近に配備し、放水車及び催涙弾を発射するなどの活動を行っており、同付近の緊張は一気に高まっております。
今後、治安部隊の活動が、UDDデモ隊が抗議活動を行っている各所及び衝突箇所(大使館HPを参照願います)に及ぶ可能性も排除されません。
2.19日(水)午前9時40分、タイ政府は、現在行われている治安部隊による作戦行動に関して国民向けに以下の通り説明を行いました。
(1)本日、政府は、この2、3日に発生した混乱状況を回復し国内治安を維持するための活動を開始した。
(2)治安部隊は、段階的に活動レベルを上げていくところ、バンコク都内で行われている活動地域を避けていただきたい。
(3)バンコク都内の治安維持のため、バンコク都当局も万全の体制を整えており、何らかの犯罪を目撃した等の情報については、199番をはじめとする連絡先に一報いただければ、係官が駆けつけることになっている。
(4)今回の活動は、国民の安全と治安維持を目的としているので、治安部隊の活動の進捗状況については、国民の皆さんに随時お知らせする。
3.19日(水)午前9時30分現在、戦勝記念塔で抗議活動を行っているUDDデモ隊約千人がラチャプラソン交差点に向かっており、移動途中で治安部隊との衝突する事態が発生する可能性も排除されません。
4.タイ政府は、現在行っている抗議活動はもとより、新たに拠点を設け抗議活動を行うことは違法であり、断固として阻止する旨表明しており、小規模集会が行われていたインペリアル・ラートプラオ、戦勝記念塔、ラームカムヘン大学付近及びバンナー付近においても不測の事態が発生する可能性は排除されませんので、報道等から最新情報の入手に務め、外出は控えてください。
5.また、19日(水)朝、UDDデモ隊がクイーン・シリキット・コンベンション・センター付近に古タイヤを持ち込みバリケードを作る行動にでましたが、治安当局がこれを排除し、午前10時現在、同地域及びスクンビット通り周辺では治安部隊による警備が強化されております。
6.つきましては、封鎖地域およびその周辺、さらに上記に言及した地域等の緊張は高まっておりますので、これら地域には近づかないようにし、付近に滞在している在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に巻き込まれないために、厳に外出は控えて下さい。
また、屋内においても、窓のカーテンは閉じ、ベランダ、窓際等には近づかないようにし、報道等から最新情報の入手に務めてください。
(問い合わせ先)
○仮事務所領事関係問い合わせ(旅券、証明、査証、邦人援護)
電話:(66-2) 672-5304、5305、5306
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
○緊急電話(休日、夜間(17:45~08:30)のみ受付)
電話:(66-81)846-8265/(66-81)809-6074