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高血圧の方、多いですよねー。毎年の健康診断でも「これ以上あがったらお薬ですよ!」って言われちゃった人、結構いるんじゃないでしょうか???
当たり前だけど、お薬なんか飲みたくないですよね。でも高血圧を放置すると脳梗塞や脳出血、急性心不全など、待ったなしの病気が襲ってくる可能性もあり、心配です。
でも漢方薬だったらどうですか?病院でもらうお薬より、ちょこっと安心じゃないですか?
「え?血圧を下げる漢方ってあるの?」
はい!あるんです!
今回は、生活習慣病の中でも最も多い症状である「高血圧」を下げるとされている、タイ伝統医療のお薬、中医学、漢方薬、タイハーブティーなどについてご紹介します!
まずは高血圧と診断はされていないけれど、医師から「血圧高めですよー」というようなことを言われたことがある方には、ハーブティーの飲用がオススメです。
タイで簡単に手に入るもので、タイ伝統医療医師のオススメは「กระเจี๊ยบแดง(グラチアップデーン)」です。このお茶を朝一杯、または朝夕一杯飲用することで、血圧の上昇が緩やかになります。
กระเจี๊ยบแดง(グラチアップデーン)茶は、日本でも「ハイビスカスティー」として知られているハーブティーで、赤くて美しい酸味のあるお茶です。ハイビスカスティーという名前ですが、あのハイビスカスのお茶というわけではなく、オクラの仲間で白いかわいい花を咲かせるハーブで、お茶にするのはそのお花の赤いガクの部分になります。タイでは街中でよく見かけるハーブではありますが、お茶にする場合はマグカップやティーポットで簡単に入れられて洗い物もラクラクな(笑)ティーバッグタイプがオススメです。
次にご紹介するのはタイ伝統医療の配合薬で、「ยาบำรุงธาตุ(ヤーバムルンタート)」です。こちらのお薬はタイ伝統医療で古来より利用されている配合薬で、身体のバランスを整え高血圧の症状を改善します。配合生薬は、ハスの花卉部分(雄しべ雌しべの部分)、Loranthou parasiticus(桑の一種の枝部分)、Rauvolfia serpentina(インドジャボク=キョウチクトウの一種)などとなります。
もう一つ、タイ伝統医療の配合薬は「TONIC」です。同じく高血圧のお薬で、配合生薬は、高麗人参、霊芝、Rauvolfia serpentina(インドジャボク=キョウチクトウの一種)、黒胡椒などです。これらの生薬はすべて昔から血圧の上昇を抑えるとして利用されてきたものばかりです。
次に日本でもよく利用されている漢方薬としては「防風通聖散」があります。こちらのお薬は体内の脂肪の排出を促すことで高血圧の症状も改善するといわれているお薬です。脂肪を排出する効果が認められていることから、肥満の改善で服用されることも多い人気の漢方薬です。
その他、直接的な高血圧改善薬ではありませんが、「八味地黄丸」も高血圧症状を改善するために処方されることのあるお漢方薬です。こちらのお薬は、頻尿や尿もれ、腎臓機能改善等に利用されることが多い泌尿器科系のお薬ですが、血流を改善し身体を温める効果もあり、高血圧の改善効果もあることが実験からわかっています。ご年配の方の筋力低下等にも効果があることから、高血圧に加えて、腎臓、膀胱、前立腺等、泌尿器科系のお悩みのある方にもオススメです。
以上、タイで手に入る高血圧の漢方薬、ハーブティーをご紹介しました!
加齢とともに起こる高血圧は避けがたい部分もありますが、できるだけ自然な形で血圧を安定させられたらうれしいですね⭐️
なお、こちらのコラムの内容は一般的な紹介となりますので、実際にお薬を服用される場合は、必ず漢方医のアドバイスに従ってください。また現在、高血圧のお薬を服用されている方が、漢方薬への切り替えを希望する場合は、主治医と漢方医に相談の上、徐々に切り替えて行くことをオススメいたします。
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