仕事場のゴルフ狂同僚がよく”Golf course is calling me.”(ゴルフコースが俺を呼んでいる)と言って、仕事を早めに切り上げている。
それを聞いて思い出した表現があった。
Nature is calling.
”自然が呼んでいる”
日本語だと、”おしっこに行きたい”という意味になる。
英語でも同じ意味はあるのだが、むしろ“キャンプに行きたい”とか“自然の中に行って過ごしたい”という自分の意思表示の比喩表現として使われる事が多い。
そう、ゴルフコースや自然は人間を呼ぶ事があるのだ。
言葉としてではなく、色、音、匂い、温度。
そのゴルフコースや自然の“言語”を聞くか聞かないかは人間次第。
興味があり、その周波数に合わせて聞いているかどうかだろう。
それを聞いた人は、”Nature is calling”となるのだ。
ふと旅に出たくなるのも同じ事なのではないのか?
何かが自分を呼んでいるのでは?
チェンマイに居る友人を尋ねて行ったら、ロスアンジェルの友人が偶然休暇でホテルに泊まっていた事もあった。
これも呼ばれて行ったという事なのだろう。
常に何かが自分を呼んでいると思いながら旅をすると、また違ったお楽しみが増えると僕は思うのだ。
【2008年11月15日掲載】