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「意識高い系」だけど「罪の意識は低い系」・・どうなの?最近のタビ業界

2019年2月21日 配信

こんにちは、カオサン通りにございます旅行代理店「SawasdeeAngkorTour」の日本人セクションを担当させて頂いております丸山です。

先日、伊豆大島の宿泊事業者がカンボジアの系列ゲストハウスで大学生の旅行者を騙し、東京都からの補助金を不正に得ようとしていた事が発覚し、ニュースになっていました。



.アンコールワットで有名な街・シェムリアップのゲストハウスで、「大学生の旅行者は日本で利用している電話番号などを登録したら無料で泊まれる」というキャンペーンを実施し、ゲストハウス側はその個人情報を使って東京都の地域振興通貨を不正購入し、それを大島で利用したように見せかけて、東京都からの補助金(要するに税金)をだまし取ろうとした疑いです。
幸いなことに、東京都から事業者に補助金が支払われる前に発覚したために未遂に終わったわけですが、これは完全な詐欺行為。

旅行者の方には金銭的な被害は無かったわけですが、個人情報を勝手に利用されており、また犯罪行為の片棒を担がされたような感じで、正直、気持ちのよいものではないと思います。

調べてみると宿泊事業者の社長も、カンボジアの責任者も、どちらもまだ20代の若者。それもタビ業界の若い人達の中では割と有名な人物らしく、結構もてはやされてたみたいです。(僕は知らなかったけど・・あ、僕は若くない笑!)

実は、「カンボジアの○○ゲストハウスが怪しい行動をしている・・」という情報は、報道の1週間ほど前から私の元に届いていました。弊社でカンボジア行きのバスチケットをお申込み頂いたお客様も、何組かそこのゲストハウスで無料宿泊すると仰っていたお客様がいらっしゃいました。ただ、不正行為の確証がないために、お客様には深く注意喚起出来なかった事が悔やまれます・・。

「意識高い系」だけど「罪の意識は低い系」・・どうなの?最近のタビ業界

「中学生がアメリカをヒッチハイクで横断」なんて記事も見ました。うーん、アメリカって確かヒッチハイク禁止だったような・・と、昔ドロンズがアメリカ大陸縦断してた時に電波少年で言ってたような・・あ、歳がバレる笑

ヒッチハイクをするのも、乗せる事も確か違法だったような記憶があるのですが、違法行為そのものの前に、銃社会や少年への性犯罪の多さなど、治安が良いとは言えないアメリカで少年が1人でヒッチハイクをするということが どれだけ危険な行為かと言う事は、アメリカに行った事がない私でも容易に想像が付くのですが、案の定ツイッターなどのSNSでは少年や少年の保護者を批判する投稿が後を絶たなかったようです。結局、開始数日で警察に保護されて日本に帰ることになったようですが。

ビックリするのは、批判の声に負けないくらい、少年を擁護する声が多い事。「応援してます!」「憧れる!尊敬します!」・・警察に保護されたあとも「負けずにまたチャレンジして下さい」・・などなど。応援コメントをしている人たちは、少年にもしもの悲劇があった場合、何を想うのでしょうか・・・?

私は仕事柄、旅行者の方が書いたタビ系のブログを見る機会が多いのですが、ときおり「○○の遺跡は、裏口から入ればタダで観れる」とか、「○○の鉄道は、乗車券を持っていなくても乗れる」など、『犯罪自慢』の記事を見かける時があり、同じ日本人として本当に残念な気持ちになります。

数ヶ月前ですが、高校生のバックパッカーがビザを持たずに某国に不法入国してしまい、日本に強制帰国させられたという記事も見ました。意図せずに間違って不法入国してしまったらしく、故意ではないとの事ですが、それでもわざわざSNSで発信すべき事なのか、疑問に思います。

ミスは誰にでもある事です。もちろん僕だって、ここには恥ずかしくて書けないあんなミスやこんなミスがあります笑。
もう起こってしまった事は仕方がないので、無事に某国を出国できた事に感謝し、真摯に反省し二度と同じ間違いを犯さないようにすればいいと思うのですが、それをわざわざSNSで発信すると言う事は、「私は犯罪者です!」と世界に向かって宣言しているようなものです。

僕が驚いたのが、有名旅ブロガーや、若者のタビ界では割と有名な影響力のありそうな人たちが彼を擁護している事です。有名芸能人も彼を応援していましたね・・。
彼らの書くブログやツイッターなどによって、旅の素晴らしさや、世界に興味を持つ若者達が増えて、世界に飛び立つきっかけを与えていると思います。
しかし、旅は素晴らしさだけではなく、危険や責任が伴うことも彼らは知っているはずです。
若者に影響力のある彼らにこそ、SNS等を通してその様な事を伝えて欲しいと願っているのですが・・。

弊社にお越し頂いたお客様から伺った事ですが、南米のボリビアで最近人気の「ウユニ塩湖」で、日本人が置いていくゴミが本当に多いらしいです。また、周辺ゲストハウスでのマナーが悪く、「日本人お断り」の宿もあるとか・・

タイに関して言えば、最近、弊社では以下の様なお問い合わせを多く頂いておりますが、全て違法です!弊社では違法な事に協力することは一切出来ませんので、予めご了承下さい!

■楽器演奏・バスキングなど路上パフォーマンスが出来る場所を教えて下さい
※無報酬の場合でも不法就労になります!
■ドローンで撮影するのにいい場所を教えて下さい
※ドローンは免許制・許可制です!
■偽 ID カード・偽卒業証明書を売っているお店を教えて下さい
※言語道断です!何に使おうとしているのか笑

また、某サイトでは「現地在住の日本人にガイドを依頼する」・・というようなものがありますが、タイでは外国人がガイドをすることは違法です。ましてや報酬を受け取るなどもってのほか。タイではフリーアコモデーションやボランティアなど無報酬の活動でも労働許可証が必要になります。

知らない間に不法就労!?カオサン通りでのストリートライブは気をつけて!

「私は報酬を受け取っていないから、違法じゃない・逮捕されない」・・という考えは間違いです。少なくともここタイでは。

日本のテレビ番組「警視庁 24 時」とかで、「東南アジア人の不法就労を一斉摘発!」なんてやってたりしますが、それと同じ事をやっていることになりますよ!

特に若い旅行者の方など、軽く考えている方が多くてビックリするのですが、実際に逮捕や国外退去になった例もございます。
「知らなかった」では済まされません。くれぐれもお気をつけ下さい!

サワディーアンコールツアー
カオサン通りにある日本人常駐の旅行代理店です。 アンコールワットツアーやバンコク周辺の1日ツアー、タオ島でのダイビングや航空券を毎日バックパッカー(格安!)料金でご案内しております!
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