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こんにちは、カオサン通りにございます旅行代理店「SawasdeAngkorTour」の日本人セクションを担当させて頂いております丸山です。
タイと言って連想するものは？と質問されたら、必ずベスト10以内にはランクインするであろう、ご存じトゥクトゥク。
タイに来たら、一度は乗ってみたいものではないでしょうか。ただ、タクシーのようにメーターが付いておりませんので、運賃は乗る前に事前交渉が必要です。
良心的なドライバーに遭遇することもありますが、カオサン周辺のトゥクトゥクは観光客ズレしてて、基本面倒臭い・・・。
これは、ホテルに所有のトゥクトゥクなので、交渉は必要ないですね。あまり遠くへは行ってくれませんが。
弊社にご来店頂くお客様で、特に初めてタイにお越し頂いた方に多い勘違いが「タクシーより簡素な造りなんだから、当然タクシーより安いんでしょ？」ということ。
いえいえ、実はトゥクトゥクはタクシーより全然高いんです。
タクシーの初乗り運賃は３５バーツ、我が家からウチの子供達が通う日本人学校まで、約３キロの距離で５０バーツ、我が家からカオサンの弊社オフィスまで約１２キロで１００バーツくらい。まあ３キロくらいならトゥクトゥクでも５０バーツで行きそうですが、さすがに１２キロとなったら、どんなに粘って値段交渉をしても２００バーツ以下にはならないでしょう。
そもそもタイ人の方が言うには、歩いて２０～３０分の距離を「まあ歩けなくは無いけど、暑いし荷物も多いしな～・・」みたいな状況の時に３０～５０バーツ位の料金で乗るのがトゥクトゥクの賢い使い方らしいです。
カオサンから乗るとしたら、距離的にはいいとこBTSサイアム駅くらいまでが限度でしょうか？それでもタクシーで行けば、渋滞が無ければ５～６０バーツくらいで行きますが、トゥクトゥクだったら軽く１５０バーツは行くでしょう。カオサン周辺の観光客ズレした悪徳トゥクトゥク軍団だったら、平気で５００バーツとか吹っかけてくるから、困ったモンです。
交渉慣れした欧米人旅行者も、カオサン周辺のトゥクトゥクとの値段交渉は一苦労。
そうそう、弊社にご来店頂くお客様から意外と多く質問されるんです。
「カオサン通りからスワンナプーム空港までトゥクトゥクで行きたいんですけど、いくらくらいですか～？」
・・・申し訳ございませんが、判りません！話が壮大？すぎて考えたこともありません！多分１０００バーツ以下にはならないと思います！
まあでも、せっかくタイに来たのだから、一度くらいは乗ってみたいですよね～トゥクトゥク。颯爽と走るトゥクトゥクには、タイに来たら一度は乗ってみたいもの。
スワンナプーム空港は遠過ぎですが、カオサンからBTSサイアム駅やファランポーン駅・中華街くらいまでだったら思い出造りで乗ってみるのも悪くありません。
あとは、カオサンに長期宿泊（沈没）している人の中には、僅か３００メートルほどのカオサンの端から端まで移動するのもおっくう・・なんて人も居ますが、そんな時もタイ人のように適正な距離を適正な料金で賢く使えば便利なのも確か。
そこで今日は、カオサン通り周辺のトゥクトゥクの値段交渉を、旅行者がスムーズに進める作戦を考えてみました。
いくら交渉制とは言え、トゥクトゥクにもちゃんと相場は存在します。要するに、相場を知らない外国人が足下見られて多めの金額を請求されてしまうと言う事ですね。
お泊まりのゲストハウススタッフなどに、予め行きたい場所までの料金の相場を聞いておくと良いでしょう。但し、雨天の際や渋滞の時間帯は料金が上がってしまいますが、まあそれでも通常の相場の1.5倍くらいでしょう。
ちなみにカオサン通りからの相場は・・・
王宮・ワットポーあたりまで ５０～６０B
ファランポーン駅・中華街まで ８０～１００B
サイアムエリア １５０B前後
なにもペラペラになれと言っているわけではありませんが、やはり英語で「ハウマッチ？」と聞くよりは、タイ語で「タウライ？」と聞いた方がトゥクトゥクドライバーも「お？こいつ知ってやがるかも？」となりますね。
せめて「○○に行きたい（ヤークパイ○○」「いくら？（タウライ）」だけ覚えるだけでも違うのではないかと。あとは「高っ！（ペーン（グ））」とか（笑）
あと、せっかく「タウライ？」と聞いても、帰ってきた答えの金額が判らないと元も子もないので、数字も１００の位までは覚えておくと便利ですね。
「ええ～！数字なんか覚えられないっちゃ！！」・・と思った皆さん、大丈夫です。トゥクトゥクの料金は１０の位がメインになると思いますので、とりあえず１０の位だけでも覚えておくと良いかもしれません。１０の位が慣れたら、徐々に１００の位、１０００の位と覚えて行けば、トゥクトゥクだけでなく他の買い物などの交渉でも役に立ちますね。
数字はちょっとした規則さえ覚えれば直ぐに喋れるようになります。今日はとりあえず無理せず、トゥクトゥクの交渉用に１０～１００だけ。
１０．スィップ
２０．イースィップ
３０．サームスィップ
４０．スィースィップ
５０．ハースィップ
６０．ホックスィップ
７０．チェッスィップ
８０．ペーッスィップ
９０．ガ-ウスィップ
１００．ローイ
２００．ソーンローイ
１００以上は、例えば１１０バーツなら「ローイシィップ」、２２０なら「ソーンローイイースィップ」とするだけ。もちろん、最後に「バーツ」を付けるのを忘れずに！
紙幣は上から、イースィップ（２０）バーツ、ハースィップ(５０)バーツ、ローイ(１００)バーツ。右側のコインがスィップ(１０)バーツ
例えば、カオサンからワットポーに行きたいとします。
相場の６０バーツを運転手におもむろに突きだし、無表情で「ヤークパイ・ワットポー」・・コレじゃないでしょうか？もしくはもっとシンプルに「ワットポー」だけでも良いかもしれません。出来るだけ、魚が死んだような目をして、笑顔は一切見せずに言うのが効果的です。
あくまで僕の個人的な体験談ですが、これで面倒臭い値段交渉が回避される確率はかなり高まるかと思います。あくまで、僕の体験談ですけど、ね。ニコニコしながら話しかけると、彼らは調子に乗って吹っかけてくるパターンが多いです。
あなたがもし短期の旅行者だったら、把握している相場よりも２０バーツ増しくらいの料金だったら、交渉に使う無駄な時間を２０バーツで買うと思って、まあまあ許してやってもいいでしょう。意味不明な料金を吹っかけられたら、交渉するだけ時間と体力の無駄です。
雨も降ってないし混んでる時間でもないのに相場から１．５倍くらいの料金を吹っかけられた場合・・カオサンエリアにトゥクトゥクは鬼のような台数が走ってますので、さっさと無言でその場を後にして別のトゥクトゥクと交渉しましょう。トゥクトゥクを離れた瞬間、ドライバーが「判った！６０バーツでオッケー！」と行ってくるパターンも多いですね。
日本に住んでいると、日常生活で値段交渉とか値切り交渉とかあまり体験する機会がないため、基本的には交渉下手と言われている日本人の旅行者。なので、トゥクトゥクの値段交渉などもタイ旅行の醍醐味っちゃあ醍醐味なのですが、短い旅行期間の場合はなるべく効率的に行動したいもの。今回の作戦が少しでもお役に立てれば幸いです。
まあでも、タイ語に少し慣れてきたら、あるいは長期旅行中の方などは、少しタイ語の比率を増やして交渉すれば、タイ語レベルも上達していくかも知れませんね？今回の作戦は、あくまでトゥクトゥクにどうしても乗ってみたい短期旅行者の方に対する応急処置的なものとお考え頂ければと。
弊社オフィスにご来店頂ければ、カオサン通りからご希望の行先までの大体の相場をお教えいたします。
是非ともご来店下さいませ！
