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タイには多くのHIV感染者がいると聞きますが、何人くらい感染者がいるのでしょうか?かなり多いのでしょうか?
まずは日本のHIV事情ですが、厚生労働省エイズ動向委員会 の発表では、2017 年末の時点でHIV感染者19,896件、AIDS患者8,936件だそうです。日本は現在もHIV感染者数が増加中で、先進国でHIV患者が増加しているのは日本だけとも言われます。
一方タイは、タイ保健省食品医薬品局(FDA)事務局長の発表によると、2019年の時点でHIV感染者は45万人いると推定されています。さらに2万8,000人が、自分がHIVに感染していること(HIV陽性であること)を知らないで暮らしているのだとか。ちなみにタイの人口は日本の半分ほど。タイはHIV感染者がかなり多いと言えそうです。
最新のニュースによると、タイでもようやく薬局でHIV検査キットの購入可能になったのだとか。これまでは医療機関でしかHIVの検査ができなかったそうですが、これで気軽に自宅でHIV検査が可能になります。
HIVウィルスに感染することで免疫が弱くなり、病気に掛かりやすくなります。投薬治療をせずに放って置くと、AIDSが発症します。最近ではHIVに感染している事知らないため投薬治療ができず、突然AIDSを発症してはじめて感染していたことを知るということが多いそうです。これを「いきなりAIDS」と呼びます。
HIVに感染しても投薬治療を続ければ、これまで通りの生活が可能です。今どきは感染者の寿命も感染してない人と変わらなくなってきているのだとか。今ではHIVは「死の病気」ではなく、コントロール可能な「慢性疾患」という位置づけなのです。
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