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最近世界中でジカ熱が流行中だそうですが、バンコクを始めとしたタイでも発生していますか?(2016年2月2日)
2016年2月2日のNHKの報道では、バンコクでジカ熱患者が確認されています。以下で引用します。
タイ 最近渡航歴がない男性がジカ熱に感染|NHK
タイの保健省は2日、バンコクの病院に入院していた22歳のタイ人の男性がジカ熱に感染していたと発表しました。この男性は、先月24日に発熱などの症状を訴えて病院に入院し、症状が安定したため、2日後に退院しましたが、検査の結果1日、ジカ熱への感染が確認されたということです。このため保健当局は、今後1週間、この男性の体調などに変わりがないか引き続き観察するとしています。
ジカ熱は蚊に刺されることで感染する病気です。報道されタイ人男性は、最近タイ国外へでていないそうなので、タイ国内にジカ熱ウィルスを有する蚊がいることは間違いないのでしょう。
なお、タイではここ4年間は毎年ジカ熱発生の報告があり、2014年にはサムイ島を旅行した日本人男性が、日本帰国後にジカ熱と診断された事例がありました。
・ジカウイルスが感染することによりおこる感染症で、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状。
・ジカウイルスを有する蚊(ネッタイシマカやヒトスジシマカ)に刺されることで感染。人から人への感染はない。 米テキサス州ダラス郡の保健当局が、性的な接触で人から人へ直接感染した例を確認。(2016年2月2日 CNN)
・感染して全員が発症するわけではなく、症状がないか、症状が軽いため気付かないこともある。
・ジカウイルスに対する特有の薬なく、対症療法。
・症状は軽く、2~7日続いた後に治る。
・ブラジル保健省は、妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症に関連がみられるとの発表。妊婦にとっては危険の可能性。
・ワクチンはない。
・潜伏期間は2~7日で、軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、疲労感、倦怠感などを呈す。
(参考 ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて|厚生労働省)
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