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タイで電車やバスに乗ると、大人が子供に席を譲っている場面をよく見ます。日本では「子供は立っていなさい」と言われますが、なぜタイでは子供に席を譲るのですか?
子供に甘いという理由もあるのでしょうが、もう一つ大きな理由があります。それは危険だからです。
1999年に開通したBTS(スカイトレイン)や2004年に開通したMRT(地下鉄)で乗車中の子供に危険が及ぶなんていうことはまずありませんが、バスの場合は急発進、急停車などの荒い運転で危険が一杯。また以前はドアを開けっ放しで走行するなんてことも極普通に行われていましたので、最悪の場合は外に放り出されるということありました。ということで子供の安全確保のために席を譲るという習慣が広まったとも考えられます。
ただし、優先席案内には子供の姿は描かれてなく、描かれているのは小さい子連れ親子、妊婦、お年寄り、体の不自由な人、そしてお坊さんです。
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