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上原歩子(元READY TO KISS)がタイの思い出を語る~SIAM☆DREAMに振り入れ【流浪シリーズ】

2024年1月29日 配信

上原歩子(元READY TO KISS)がタイの思い出を語る~SIAM☆DREAMに振り入れも【流浪シリーズ】

アイドルプロダクション I-GETに所属し、アイドルグループ READY TO KISSのメンバーとして長年活動していた上原歩子(うえはらあゆこ)さんが、グループを卒業したのが2023年10月14日(土)の「READY TO KISS 10周年ワンマン」の日。事前の告知は一切なく、本人の希望で公演終了後に「卒業公演だった」と発表されたのは驚きでした。



そんな上原歩子さんは現在、振付師として活動中。現役中に何度となく訪れたタイですが、実は惜しまれつつ解散したタイのアイドルグループ SIAM☆DREAMの「LOVE Dictionary」の振り入れのために、単身タイを訪れたときもあったのだとか。

そんな上原歩子さんと、何度も一緒にタイ遠征を行った“流浪のバンドマン”西田健児(ケンジ)が対談を行い、上原歩子さんの現在の活動などについてお話を聞きました。
(2024年1月29日掲載)

上原歩子
https://twitter.com/uehara_ayuko

ーーー

READY TO KISSのイチゴ姫

ケンジ:えーそれでは、タイランドハイパーリンクスの独占取材を始めたいと思います。今日はこの方に対談をお願いしました!現在は表立った活動が休止中ですが、振付師であり、元アイドルグループのREADY TO KISSのイチゴ姫こと、上原歩子さんです!よろしくお願いします!パチパチ~。

上原歩子(以下 歩子):よろしくお願いしますケンジさん。というかパチパチ~って口で言うんですね。すごい始まり方です(笑)

ケンジ:いや、毎回同じ感じで始まるのに飽きちゃいまして。今回は始まりの趣旨を変えてみました。というか、対談を受けてくれて、本当にありがとうございます。

歩子:本当に私で大丈夫ですか?

ケンジ:ぜーんぜん。全然大丈夫ですよ。

歩子:次の活動のこととか何も決まってないのに対談をで何を話しても説得力に欠けてるかな、と思ってまして…。

ケンジ:まぁ、歩子さんの言いたいこともわかるんですけどね。一度はその理由で対談を断られましたし。でも、歩子さんのそういう真面目な側面も含めて、歩子さんの人間性とか体験談を記事にしたいな、と思ったんですよね。だから断られてもゴリ押ししてお願いしました。

歩子:今の私は何者でもないので、何かを発信できる立場ではないんじゃないか、って…。

ケンジ:まぁまぁそうカタくならずに。全然大丈夫ですよ。とりあえずそうですね、歩子さんのタイの思い出とかから話してもらえたら。

歩子:あの…。

ケンジ:はい。

歩子:その、ケンジさんが 私を「歩子さん」って呼ぶのがものすごい違和感があるんですけど(笑)

ケンジ:え?あ、いや、まぁ一応、このインタビューではこういう距離感なのかなと思いまして。

歩子:違和感がすごいです。

ケンジ:変な感じ?

歩子:すっごい変です。

ケンジ:あー、まぁ確かにそうですよね。直します直します。切り替えます。んー。ハイッ。

歩子:切り替わりました?

ケンジ:切り替わりました。大丈夫です。今から「特典会で無慈悲に鬼の様にヲタクを剥がしますよスタッフモード」です。

歩子:そこまで切り替わらなくても(笑)

 

SIAM☆DREAM「LOVE Dictionary」の振り入れ秘話

ケンジ:それでは、タイの思い出話からお願いします。

歩子:タイのどんな話が良いんですかね?

ケンジ:そうですね。歩子が振付師として、タイのアイドルグループのSIAM☆DREAMに振り付けした話が聞きたいかも。

歩子:ああ!SIAM☆DREAMさんの「LOVE dictionary」ですよね。タイっぽい振り付け、ということを意識したわけではないんですけど、凝った感じにするんじゃなくて、振りマネしやすいような、アイドルっぽい振り付けにしました。

ケンジ:はい。

歩子:というか、SIAM☆DREAMさんがみんなスタイルがめちゃめちゃ良くて。足は長いし、細いし。スタイルがめちゃめちゃ良かったので、そのスタイルの良さが活きてくるような、ちょっとセクシーな振り付けをいれることは、けっこう意識しました。

2023年3月、人気絶頂の中で惜しまれつつ解散したSIAM☆DREAM

ケンジ:ほー。なるほど。

歩子:あと、 私が振り入れをする当時はSIAM☆DREAMさんが6人で、5人とか7人とかのグループみたいにセンターが取れなかったので、どうしたら全体のバランスがよくてきれいに見えるかを意識しつつ、ちょっと他にはない形のフォーメーションを取り入れたりして、見てて面白いような、ダンスに個性がでるように意識しました。

ケンジ:見てて面白いダンスって?

歩子:上から見ても楽しめるような振り付け、みたいな。

ケンジ:上から見ても?

歩子:SIAM☆DREAMさんがライブハウスとかじゃなくてショッピングモールのステージでライブをたくさんやってるってイメージがあったんですよね。ショッピングモールのステージって、エスカレータの隣に設置されていたりとかして、エスカレーター真上からみられることかあるじゃないですか。それなので真上からライブを見られてても単調にならないようなフォーメーションと振り付けを意識しました。

ケンジ:おおー、なるほど。

歩子:それでSIAM☆DREAMさん振り入れする時に…。 私がバンコクに行って現地で振り入れしたんですよね。…で、やっぱり言葉の壁にぶつかりまして…、

ケンジ:言葉の壁かー。

歩子:「LOVE dictionary」が「言葉の壁があって、でも伝えたい」っていう曲で「言葉の壁は高すぎる」っていう歌詞があるんですけど、それをそのまんま振り入れで体験できちゃって(笑)

ケンジ:(笑)

歩子:ほんとに歌詞とリンクしてる状況が、なんか貴重でしたね。

ケンジ:それはかなり貴重な体験ですね(笑)

歩子:そうそう!その時にSIAMDREAMの紫担当だったファンニーちゃんがすごいたくさん助けてくれたんですよ。ファンニーちゃん日本語が上手なので、振り付けの説明をタイ語で通訳をしてくれたんです。

ケンジ:確かに!ファンニーさんは日本語かなり上手いですよね。

日本語も韓国語も堪能なファンニー(元SIAM☆DREAM)

歩子:それでもやっぱり教えたいことを伝えるのが難しくて…。例えば「Aメロのこの歌詞の部分から流れで踊ってみましょう」っていう時に、それがなかなか伝わらなくて。なんでなんだろう?って思ってファンニーちゃんに聞いたら。

ケンジ:はい。

歩子:どうもタイ語と日本語の文法の違いで、日本語で作った振り付けのままだとタイ語になると言葉の意味と振り付けの意味のタイミングが合わない、っていうことがあって…。それをひとつ伝えるだけでも、すごい難しくて。

ケンジ:あぁなるほど…。それは大変ですね…。

歩子:フォーメーションの動線を伝えるのも大変で…。「このダンスをしながらここの位置に移動してほしい」というのを伝えても「そこに移動すればいい」という感じにしか伝わらなくて…。まっすぐ進んだりして…。

ケンジ:あー…。みんなが直線で動いたらダンスがぶつかったりするし、その動きだと全体が美しく見えなかったりするし、っていうことですかね。

歩子:そうそう、そうなんですよ!でもそれをどう伝えれば伝わるのかが分からなくて…。だから「あなたはこっちから回る」「あなたはこっちからこう移動する」というのを一人ひとりの腕ををつかみながら何度も歩いて伝えました。

ケンジ:あはは!強引!でもそれは伝わりますね(笑)

歩子:ほんとに大変でした。でもこの言葉の壁も普通じゃ絶対に体験できないことだし、結果としてすごい素敵な作品になったので、ほんとにいい経験をさせてもらえたなと思います。

ケンジ:いいこと言いますね。

歩子:とにかくファンニーちゃんには感謝ですね。大、大、大感謝。ファンニーちゃんがいなかったら「LOVE dictionary」の振り付けは完成しなかったですね。

ケンジ:それはファンニーさんに大感謝ですね。あ!ということは、ファンニーさんに「歩子に振り付けを教えてもらった側の体験」のインタビューができそうですね。してみようかなぁ(笑)

歩子:それいいですね(笑)

 

タイのお菓子の思い出

ケンジ:他にもタイの思い出はなにかありますかね?

歩子:んー。ルークチュップて知ってます?

ケンジ:ん?るーくちゃっぷ?いや、まったく…。

歩子:ルークチュップっていうタイのお菓子があるんですけど、いまTikTokとかでめっちゃバズってて。

ルークチュップ(ลูกชุบ)

ルークチュップ(ลูกชุบ)

ケンジ:な、何系のお菓子なの?

歩子:なんていうんだろう。見た目はフルーツや野菜の形をしていてカラフルで。たぶんチューイングキャンディーみたいな食感なんだと思うんですけど…。

ケンジ:はい。

歩子:ルークチュップのASMRがめっちゃ流行ってるんですよ。

ケンジ:衛星まわる?

歩子:ASMRって、あの、そしゃく音とかの…、

ケンジ:あー!ASMRね。はいはい。そのお菓子が食べる時にいい音が出るんだ。

歩子:そうそう。見た目がかわいいんですよ。で、タイの色んな所で売ってて。確かICONSIAMでも売ってたのを見たので、どんな味なのかなって気になってます。

ケンジ:なんだっけ。るーくちっぷ?

歩子:ルークチュップ。

ケンジ:ルークチュップね。調べておきます。

歩子:あとタイ遠征でセントラルワールドに行くと、必ず行くアイス屋さんがあります。えっと、名前はちょっとわかんないんですけど…。そのお店が日本にはないんですよ。

ケンジ:へー。どんなアイス屋さんなの?

歩子:変わったアイスがいっぱいあって。ドーナッツとかパンケーキとか、ガムとか綿アメの味のアイスとかがあるんです。ちょっと見てほしいんで調べていいですか?

ケンジ:もちろんもちろん。ガム味かー。

歩子:ほんとに毎回行くんです。メンバーも何人か連れて行きました。あいりちゃんとか。

ケンジ:あいり!!櫻井愛理か!!懐かしい!一瞬居たね!

歩子:あ!ありました。このお店です。

 
 
 
 
 
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ケンジ:おおーこれまたビビッドにカラフルなアイスだねー。

歩子:キットカット味とかもあるんです。

ケンジ:キットカット!

歩子:ここは必ず毎回行きます。

ケンジ:ほんとに変わったアイス屋さんですね。

 

流浪のバンドマンがなぜタイランドハイパーリンクスに?

歩子:そういえば私の方からも聞きたいことあったんです。それ聞いてもいいですか?

ケンジ:お、何ですか?大丈夫ですよ。

歩子:ケンジさん、どうして突然にタイランドハイパーリンクスのインタビュアーになったんですか?

ケンジ:あ、それね。動機ってことですよね。うーん、どこから話そうかなァ。ザックリとした説明になるけど…。

歩子:うん。

ケンジ:うーん。I-GETのタイ遠征で、毎回タイランドハイパーリンクスのインタビューを受けてたでしょ。

歩子:うん。

ケンジ:で、インタビューって、自分たちの活動がより外の人たちにも知ってもらえる可能性があるから重要だし、大切じゃないですか。

歩子:うん。

ケンジ:だから、グループに向けての取材とかだけじゃなくて、もっと大きな枠組みで、風変りで面白そうな記事とかがあったら、もっと広がって知ってもらえるんじゃないかな、って考えてて。で、「READY TO KISSのタイ遠征に密着独占取材!」みたいな企画を思いつきました。まぁでもよくある平凡な企画ですけどね。

歩子:うん。

ケンジ:で、その企画を思いついて、そのことをタイランドハイパーリンクスの編集長に打診してたんですよね。「こんなのどうですかねー」と。でも実際に密着取材をやるとなると、インタビュアーとカメラマンをグループに帯同させることになるので、あれやこれやと仕事が増えるし予算もかなり膨らむなァと。なので、なかなか実現は難しいかなとは思ってたんですよね。

歩子:うんうん。

ケンジ:でもよく考えたら、そもそも常に引率としてジャパンエキスポとかのタイ遠征に同行してるんだから、密着取材を自分でやれば、予算を増やさないで記事にできるんじゃないかなと。

歩子:確かに。

ケンジ:「アイドルグループのタイ遠征に一日密着取材!」ってタイトルなら記事を読みたい人はたくさんいるだろうと思ったし、レディキスを知らない一般層にも届く可能性が高いから、これ相乗効果が高いよなぁ。やるしかないでしょ、と思ったんですよね。だからチャレンジしてみたくなった。だからインタビュアーを初めてみました、って感じです。

歩子:なるほどー。

ケンジ:まぁでも初っ端から「タイ遠征一日密着取材」っていう大きな企画がうまくいくとは到底思えなかったから、それまでに何かしら記事を書いて自力を上げておくことが肝心かなと。そんな流れで始めた一本目の記事が、ネットさんの記事「タイから日本進出のSiamdolネット氏が語る~アイドルグループ「最悪ドリーム」誕生!?」ですね。

歩子:そうなんですね。

ケンジ:実際にインタビューを記事にしてみたら、録音を文字起しするとか、添削とか再構成とか、大変すぎて気絶しました。まぁでもその気絶も含めて、ちょっと楽しんでるんですけどね(笑)

 

歩子、バンコクの街を1人で巡る

ケンジ:思い出した!歩子の最後のREADY TO KISSタイ遠征の時に、バンコクを一人でショッピングしに行った話も聞きたいんですよね。

歩子:あ!しましたね。

© キス健

ケンジ:それまでは海外遠征でも地方遠征でも、遠征先を楽しむために一人で行動するようなことって、歩子は一度もなかったじゃない。でも急に「バンコクを一人旅してきました」って言われて、びっくりしたんですよね。

歩子:あー。ありましたね。空き時間がすごいあったときになんとなく外に出てみたんですよね。そしたら楽しくなってきちゃって。

ケンジ:珍しい。

歩子:両替所にいって日本円をバーツに変えるのも一人でやってみました。それで両替をすると1,000バーツとかの大きなお札で渡されるじゃないですか。

ケンジ:はい。

歩子:でも私そんなにお金を使わないので、大きいお金のままずっと持ってたんですよね。でもどこ行くにもタクシーに乗るじゃないですか。で、タイのタクシーって全然お釣りを用意してなくて。でも私は全然小銭を用意してなくて。

ケンジ:あー、はいはい…(苦笑)。

歩子:でも払うしかないから。だから大きいお札でタクシー代を払ったんですけどお釣りを貰えなかったんですよ(笑)

ケンジ:(これはやられちゃいましたねェ)はいはい。

歩子:その時にバンコクあるあるの夕方の渋滞にも巻き込まれちゃって。普通なら10分とかで移動できる距離のところが40分とかかかったんですよ。それで日本でも渋滞に巻き込まれると料金が上がるじゃないですか。そういうのと同じかなと思ってとりあえず大きいお札を出したんですよ。そうしたらお釣りが返ってこなくて。一気にお金が無くなっちゃって。

ケンジ:大きいお札って…。いやそれ1,000バーツだしてるでしょ(笑)

歩子:いやもうお釣りが返ってこなくてショックだったので。覚えてないんですけどとにかくお金が無くなりました(笑)

ケンジ:ゲラゲラ (≧Д≦)ノシ ゲラゲラ

歩子:そのあとホテルに戻る時も「もう私はこれしか持ってません」って現金を見せて交渉してタクシーに乗りました。でもその帰りの道も渋滞にはまっちゃって「この金額で納まらなかったらどうしよう。1バーツでも金額がオーバーしたら払えない…。もう日本に戻れなくなちゃう…」ってタクシーの中ですごくナイーブになりました(笑)

ケンジ:はーお腹痛い。いいエピソードです(笑)

歩子:そういえば香港でも「人生終わった」ってことがあったんですけど。香港の時の話でも大丈夫ですか?

ケンジ:香港遠征の時?えぇ?そんなことありましたっけ?まぁ大丈夫ですよ。

歩子:香港でのライブとオフ会とかのイベントが全部終わって、関係者打ち上げがあって。でもちょっと疲れちゃってたので、さきのん(当時のREADY TO KISSのリーダー、千葉さきの)と二人で先に一緒にホテルに戻ろう、ってなったんですよね。それでタクシー捕まえて戻ってたんですけど。

ケンジ:はい。

歩子:タクシーの中でホテルまでの道を調べようとしたらスマホがインターネットに繋がらなくて。 私とさきのんで一緒に使ってたWI-FIがデータ使用量がいっぱいになっちゃって、使えなくなってたんですよ。

ケンジ:えええ。あー、その時はまだ遠征先でのネット接続にSIMカードを使ってなくて、空港でWI-FIをレンタルしてましたね。あのWI-FIレンタルはプランが高かったんだよなぁー。え、でも、そんなにすぐデータ制限かかるプランじゃなかったと思うんですけど。もしかして動画とか見てた?

歩子: 私もさきのんもたくさん動画みてました。

ケンジ:あぁなるほどね…。それでどうなったの?

歩子:元々タクシーが目の前まで入れないホテルだったじゃないですか。

ケンジ:あー。そうだね。昼は安全だけど夜はちょっと危険な地域だったっけ?大通りのところまでしか車は入れない、そこまでは歩いて5分はかかる、みたいな感じでしたね。

歩子:ホテルの住所が書いてある紙をみせても「そこにはいけない」って言われて。でも「ホテルの近くまででいいです」って説明したかったんですけど、スマホが使えないから香港の言葉で伝えられなくて。それでとりあえずライブハウスの画像をみせたら「そこにはタクシーが行ける」ってなったので、とにかくライブハウスまで行ってもらって、そこからさきのんと二人で歩いて帰りました。

ケンジ:えー!ほんとに?!あぶなー。だって、その香港遠征の時は、ライブハウスからホテルまでの距離、20分くらい歩かなかったっけ?いや、思い出してきた…。動線確認で20分くらい歩いたし。女性の足なら、もうちょっと時間がかかる。あの距離を夜、歩いたんだ…。こわー。

歩子:とにかく不安の中ですごい歩きました。グーグルマップが見られなかったのでライブハウスからホテルに戻ってる時も道に自信がなかったし、もし道を間違えてたら自分が今どこにいるのかわからないし、その状況を伝えようもないし。なんか悪い人にその辺とかに引っ張り込まれたらもう日本に帰れなくなっちゃうね、ってさきのんと話しながら歩いてました。

ケンジ:あー、でも、歩子とさきのさんで、キャッキャキャッキャしながら夜道を歩いてたんだろうなー。想像つきます。

歩子:この出来事を親に話したら「よく生きて帰ってこれたね」って真顔で言われました(笑)

ケンジ:やめてよー。こわいよー。

 

懐かしのジャパンエキスポタイランド

ケンジ:ちょっと気持ちを仕切りなおして、タイの話に戻しましょう。ジャパンエキスポのイベント関連で、なにか思い出的な話題はありますかね?

©キス健

歩子:んー。去年のジャパンエキスポでは、野外のメインステージとセントラルワールド内のサブステージだけでしたよね。でも最初の頃って、もっとたくさんステージがありましたよね。野外のテントステージとか、ショッピングモール内の通路のステージとか。

ケンジ:あったあった。通路ステージあったねー。野外のテントステージは、ライブ終わった後の物販が外でしたよね。直射日光が当たって熱中症になりそうになった記憶があります。

歩子:ありましたね(笑)そうそう。最初にタイ遠征した年はレディキスはジャパンエキスポのメインステージに立てなくて、すごく悔しかったんですよ。でもその悔しさをモチベーションにして頑張っていたら、翌年にはメインステージに立てたんです。すごいことだなぁ、って感動して泣きそうになったのを覚えてます。

ケンジ:懐かしいですね。

歩子:あ!袖に置いてあるステージドリンクがお酒だったことがありましたよね(笑)

ケンジ:あー、最初のころね。あったあった。ボトルが置いてあった(笑)

歩子:あとはステージ上のバミリがなかったりとか。マイクに番号が振られてなかったりとか。

ケンジ:あー、確かに。ステージにバミリを貼らせてもらった記憶あるわ。

歩子:あと文化の違いだとは思うんですけど、SEの「音先」が全然通じてなくて「なんで君たちはステージに上がろうとしないんだ?」っていう顔をされて、ずっと待たれちゃって音が流れなかったこともありましたね。やっぱり日本のイベントとは全然違うなと思いました。

ケンジ:ステージ周りも、タイと日本の違いがたくさんありますからね。

 

パスポートをなくした流浪のバンドマン

歩子:そういえばケンジさん、タイ遠征する時に日本の空港で「バッグに入れたはずのパスポートがなくてテンパる」っていうことがありましたよね。

ケンジ:あーーー!!!

歩子:あの時のケンジさんは、めっちゃガチで焦ってて面白かった(笑)

ケンジ:あれねー、ほんとにビックリした!!

歩子:ケンジさんすっごい焦ってた(笑)

ケンジ:心臓が爆発するかと思ったんですよねー。

歩子:「え、え、え、え」って言ってました(笑)

ケンジ:(パスポートなんで無いの?そんなわけないぞ絶対にある)って自分に必死に言い聞かせて、冷静な表情を保つのが精一杯でしたね(笑)

歩子:マンガみたいに本当にバックをひっくり返してて面白かったです(笑)

ケンジ:あれはねー。遠征に必要な重要なものをまとめて入れておくポーチがあるんだけど、そのポーチの中に入ってるはずのパスポートがそこになかったんだよね。で「なんでないの?」って(笑)

歩子:あれは焦ってましたよね(笑)

ケンジ:カウンターでチェックインをする直前に、タイのお金を先にお財布に入れておこうと思って、そのポーチを一度開けてたんですよね。でポーチのチャックを閉め忘れたままリュックに戻してしまって、バックの中でポーチが逆さまになってポーチからパスポートが出てた、というオチでしたね。パスポートがあってよかった…。

歩子:ここでケンジさんサヨナラかー。もうタイに行けないんだー。って思って眺めてました(笑)

ケンジ:いやー、パスポートがあるはずの確信はあったんだけど、でも焦ったなぁー。口から心臓が飛び出る、っていう驚きの表現は的確ですよ。

歩子:あ!まだありますよ!タイから戻る時にもパスポートを忘れたトラブルありましたよね?

ケンジ:ええ?…そんなのあったっけ?

歩子:タイからの帰りの日にホテルから空港への直送バスに乗って、空港に向かってる途中でメンバーの預かってたパスポートをホテルの金庫に忘れてることに気が付いた、っていう…

ケンジ:ああああ!あったあった!でもそれはタイじゃなくて、香港遠征の時ですよ。

歩子:香港でしたっけ?

ケンジ:香港香港。メンバーから「パスポート持ってるの心配なので預かってください」っていわれて、よっしゃまかしとけ!とパスポートを預かって、でも持ち歩くのはちょっと不安だったので「それならホテルの金庫に自分のパスポートと一緒に保管しておけば、落とさないし無くすこともないし安全でしょ」って思ってたら、最終日に金庫から取り出すのを忘れたんですよね…。

歩子:ありましたよね。何人分でしたっけ?

ケンジ:あー、思い出したくないけど思い出してきた。3名分ですよ。その日のうちにフライトを取り直して日本に戻れたんですけど…。確か、香港→羽田の3名のチケット代が、30万を超えたんだよなぁ。35万とかだったかなぁ…。

歩子:そうそう!高かったんですよね!

ケンジ:思い出してきた…。フライトチケットを取り直そうとスマホで調べてる時も指先は軽く震えるし、頭は真っ白になって自分が今何をやるのがか分からなくなって…。僕のクレカでフライトチケットの支払いが通らないし…。で、見るに見かねた香港のイベンターがお金を借してくれて、ようやっとでなんとかその日のうちに日本に戻れたんだよなぁ。メンバーにもイベンターにも迷惑かけたなぁ…。

歩子:すごいイイ飛行機に乗って帰ってきたんですよね(笑)

ケンジ:高いチケットしか座席の空きがなかったんですよ…。で、それまで余計な出費がかからないように気を付けていたし、自分のミスで金銭的に大きな損失を出したのもこれが初めてだったので、この件は結構ショックだったんですよ…。

歩子:そうだったんですか!

ケンジ:このタイミングでよく思い出しましたね。忘れてくれててよかったのに。今回は盛りだくさんな、いい記事になりますよ…。

歩子:めっちゃ覚えてます(笑)

ケンジ:あの…。そろそろ時間みたいですね…。今日は…。インタビュー…。ありがとうございました…。

歩子:あっという間でしたね!

ケンジ:どうもありがとうございました…。また…。よろしくお願いします…。

歩子:はい!ケンジさんありがとうございました!

***

 

【上原歩子  振付け一覧】
※振り付けなど、お仕事依頼はこちらからお願いします。
ayukouehara0825@gmail.com

●Siam☆Dream
・LOVE  DICTIONARY

●日本エレキテル連合
・JIN☆JIN☆じんじゃあ

●READY TO KISS
・君恋 ・MY WAY ・永遠に ・告白 ・タイに行きタイ ・サイレンとジェラシー ・呉れない ・突撃シャングリラ ・愛A.S.A.P

●SAY-LA
・ナミダノワケ ・1/2×2 ・ガチ恋ペペロンチーノ

●HOT DOG CAT
・イツモノヨウニ ・炎上キャンプファイヤー ・楕円形メリーゴーラウンド ・凸凹フレンズ

●Venus Parfait
・Dream Again

●ai*ai
・めちゃらぶchuchuchu

●ニコニコ♡LOVERS
・Catch me! ・CHAKI・CHAKI!×BANG・BANG! ・卒業するまで待っててね ・SWEET SMILE AGAIN
・夢見る恋ウサギ ・いちごプリンセス ・ぴえんぷぇんどれすLOVE SONG ・純愛モンスター
・オンナノコマニュアル ・ふる〜CHU♡ ・ピコインフルエンサー ・ナナジュッキュン
・桃色ユートピア

●ニコニコ♡STREET
・パンパカパーン

●ニコニコ♡SWEET
・君空 ・SWEETS PARADISE

●ニコニコ♡STAGE
・サンタクロース大作戦

●花言葉はイノセンス
・Passionate~愛のサイン ・#アリガト ・ストレート ・アンバランスなバランス

●思い出とプレゼント
・HORIZON ・残像メモリーズ

●Hikute Amata
・ダークグレイプマン

●MewMew×i’olet
・消えたモンブラン 

●姫事絶対値
・stalking talk

●地獄まで30センチ
・サイケde理論 ・CandySyndrome 

●MOCO CHOU
・初恋プラチナム

●あざとシンデレラ
・愛Scream

●初恋の香り
・SUMMER JUICE

●すきっ!キス!
・いつかはキスミー

●きになる果実
・きになる果実

西田健児(ケンジ)
リリイベPAしたり、歌を歌ったり、SEでシャウトしたり、アコースティックギター弾いたり、イベントの段取りしたり、海外遠征イベントに出没したり。先日、タイランドハイパーリンクスでインタビュアーデビューしたばかり。
https://twitter.com/KENJ1111

 

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