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第32回東南アジア競技大会(Southeast Asian Games:SEA GAMES)が2023年5月5日~17日にカンボジアはプノンペンにて開催された。2年ごとに開催されるこちらの大会、サッカー男子は23歳以下の大会となっている。
女子に関しては、タイが5回ベトナムが6回の優勝と2チームで独占状態。しかし今大会ではタイは決勝に残れず3位。ベトナムが4連覇を果たしている。
男子も近年はベトナムとタイの2強状態となっているが、ベトナムが2連覇中と1歩リードしている状況か。そんなベトナム代表監督を務めるは、フィリップ・トルシエ氏。方や開催国カンボジアのGMを務めたのは本田圭祐氏であった。
「大乱闘」が話題となってしまった決勝戦
U-22 タイ代表は順当に決勝戦へ。相手は準決勝でベトナムを退けたインドネシア。ロングスローとロングフィードから前半で2失点を喫したタイ。ロスタイムに同点に追いつき、押せ押せムードの中延長戦へ。「行けるかな⁉」と思ったのだが…
延長早々ミスを付かれ失点。そこから両軍入り乱れての大乱闘が始まる。スタッフ含め7枚のレッドカード、3人の退場者を出したタイ代表は力尽き、その後2失点。合計2-5で準優勝となった。
タイのストライカーというと真っ先に名前が上がるのが、広島や清水で活躍したティーラシン・デーンダー。現在34歳ながら、タイ代表のエースに君臨し続けているが、今後注目なのが、今大会にも出場したTeerasak Poeiphimai選手(タイポート所属)。183センチながらヘディングが強く、左右両足できちんとミート出来る技術も兼ね備えている。現在20歳ながらもU-22へ飛び級しているだけでなく、代表にも定着しつつある逸材。彼がJリーグで活躍する日はそう遠くない⁉
次回SEA GAMESは2025年12月7日からバンコク・チョンブリ・ソンクラー地区を中心としたタイ大会が予定されている。
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