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2022年5月28日(土)、T1昇格プレーオフ決勝第2戦、3‐2でトラートFCがリード。このまま試合終了の笛が吹かれればトラートFCが昇格となる。しかしドラマは85分に訪れた。ラムパーンFCの馬場選手が放ったFKはバーを叩き、こぼれ球を押し込まれ万事急須。トラートFCの21-22シーズンでの昇格への道は断たれた。
絶対的エースであったConrado選手がBGパトゥンユナイテッド(T1)へ移籍。個人的に片野選手より昨年3月位に井筒陸也氏著の「敗北のスポーツ学」というセカンドキャリアの本を送るように頼まれたこともあり、昨シーズンで引退するのかななんて思っていた。しかし早々に契約先のYASUDAへ、シーズン報告のミーティング時に現役続行の意思を示し一安心。チーム自体は中心選手据え置きで、大型補強もあまり見られず、実際に22‐23年シーズン開幕から波に乗れず、中位を行ったり来たりしていた。片野選手自身は5‐6節に不在であったヘッドコーチの代行で指揮を執ったり、ピッチ内外からチームを支えていた。
後期はホームで無敗を誇り、片野選手もピッチ内の仕事に専念。「クリーンシート(無失点)」を繰り返し、一気に首位まで浮上を果たす。更に40歳361日でゴールを決め、タイリーグ2部の最年長ゴール記録を樹立した。4月22日(土)、第33節は勝てば昇格が決まるということで、トラートまで試合を観戦に行ってきた。対戦相手のプレーユナイテッドには10番を背負う伊藤 卓選手が居て、勝ちに行くサッカーを展開していて、面白い試合となった。お互い決定機を決めきれず、1‐1で終了。この試合での昇格決定はお預けとなった。
順位 勝ち点 得失点
1.TRAT FC 57 +20
2.NAKHONPATHOM UNITED 57 +10
3.UTHAI THANI FC 56 +27
4.CUSTOMS UNITED 55 +12
最終節に向けて、現在の順位はこちら。1位のトラートFCは自力での優勝(昇格)の可能性が残っている。全ては4月30日(日)に決まる。18時(日本時間20時)より一斉開催。「もう一度T1のピッチへ」が夢、41歳で身体を張り続ける片野選手へ是非エールを送っていただければと思う‼
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