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天翔の井上さんのらぁ麺への愛が止まらない。「お子様らぁ麺教室」の次は「大人のらぁ麺教室」が開かれるという。11月23日、早速らぁ麺教室が開かれる天翔へ。
「お子様らぁ麺教室」の延長なのかな⁉と勝手に思っていたのであるが、店内に足を踏み入れた途端、生徒さん達の“学びに来ている”という熱気に戸惑った。半分近くがらぁ麺屋を夢見るタイの人達、その他の日本人は主婦から飲食店オーナーまで、遠くはチェンマイより出席されたという。
日本にいる時にラーメンチェーン店の方と仲良くなった際に、お店のレシピを100万円ほどの金額で購入して…という話を耳にしていた。「お子様らぁ麺教室」に比べて参加費が高かったので、「また何かしら仕掛けがあるのかな」くらいに思っていたのだが、2,000baht…1万円にも届かない料金である。
最初に配られたテキストを見て驚いた。チャーシュー・煮卵・スープの作り方、完全に井上式のらぁ麺のレシピなのである。熱血指導は予定の2時間を大幅に超過していく…井上さんに「井上式のらぁ麺屋、開店出来ちゃうんじゃないですか?」と言葉を掛けてみる。すると「実際にらぁ麺店を開く人材を(タイで)育てたいのでね」とのこと。
麺については、「自分で作る手段もあるが、製麺のプロに相談するのが、より美味しいらぁ麺への道」と考えている井上さんが全幅の信頼を寄せているKANEZIN製麺所の上林さんが特別講義。井上式は「20番の細麺」をチョイスされているというが、細麺になればなるほどスープに絡みやすいんだとか。なるほど、だから東池袋の大勝軒などのつけ麺はつけ汁が濃いので太麺が使用されているのか。
最後に実際に井上さんがらぁ麺作りのシミュレーションを行い、らぁ麺チケットをプレゼントして「大人のらぁ麺教室」は幕を閉じた。
バンコクらぁ麺界に革命を起こし続けているといっても過言ではない井上さん。彼のらぁ麺は天翔では勿論のこと、トンロー20の高木でも食べられます。こちらは二郎系と中華そば…最後にこの教室で一番印象に残った言葉を「コストを落とすのは、後回し」、やっぱり井上さんのらぁ麺愛は変態的でした。
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