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長く追いかけていたタイ我闘雲舞が2019年11月23日に幕を閉じた。リングでは無くマット一枚を舞台に観客と近いのが売り、贔屓にしていたBad Company(GoLem Thai&P-Nutz)はいつの間にかヒールからベビーフェイスよりな立場へ。自分はこれがなんかしっくり来ていなかった。
リングで見たかったのが1つ。更に時代なのであろうがアイドルが試合の合間に何曲も歌うのもあんまりで。Bad Companyの2人は最初の頃、最後の挨拶には顔を出さずだったのが、晩年は一人ひとりに握手周りしていた。我闘雲舞最大の売りであったレスラーと観客との距離の近さに物凄い違和感を覚えていた。
レスラーが手を出さないのが分かっているから、観客は(手の届く)目の前でブーイングをする。嘗められているBad Companyを見て、サクラでも良いからレスラーが切れてブーイングをした人をボコボコにする…なんて演出もあって良いのかなぁなんて感じた。
我闘雲舞のさらなる飛躍を目指し、新団体「SETUP」が設立された。主戦場はラップラオのThe Circus Studioへ移された。そこにはBad Companyの2人の名前は無く…。コロナの影響で無観客試合だのライブ配信などが続いていた「SETUP」の興行、EP.2として10月17日(土)に行われることが決まった。因みにSETUPはきちんとリングで闘うようだ。
ここで嘘みたいな本当の話。バンコク市内で行われているデモが激しさを増してきた10月半ば、デモ開催時間に合わせてBTSやMRTが運休、駅が封鎖される様になった。そのあおりを受けて17日も公共交通機関が運休、興行会場への足を失った自分は観戦に行くことは出来なかった。
この日のメインはSETUPの王者選手権。王者Terry Diesel vs 挑戦者 Shivam。ん⁉ TerryDieselってEke Bakiか?髪を伸ばし革パンツを履いた風貌が格好良い。我闘雲舞時代に「キャラ設定が中途半端」に感じていてだけに、実際の試合を観るのを楽しみにしていた。しかし残念なことにこの試合で王座陥落。
次回興行EP.3は11月21日に行われる。メインは王者Shivam vs 挑戦者 Azura。自分はこの2人をあまり良く知らないのであるが、Shivamは団体の象徴の様で王者になるべくしてなったエース的存在の様である。挑戦者Azuraはみちのくプロレスでも活躍したマスクマン。EP.2での挑戦者決定戦でPaksaを2分半で沈めた実力者。SETUPのfacebookページで動画などがチェックできるので、予習をしながら待とうと思う。
因みにBad Companyの2人はTOP Dojo(Thailand Origin Pro Wrestling)に籍を置いている様で、こちらも追いかけていければと考えている。
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