第306回 10年前の足跡を巡る旅(4) －倉敷番外編

岡山旅行記最終章は話題を脱線させ、倉敷編。俺が倉敷の美観地区を始めて訪れたのは高校の修学旅行。岡山在住時は来客が来るたびにここに連れて行ったっけ。古き良き日本に触れさせるために試合の翌日、大きなスーツケースを引き摺りながら訪れた。

美観地区に初めて訪れた時に立ち寄った”おおにしうどん”。俺が高校生の時は関西のうどんが関東に入ってきていなかったので、シコシコの歯応えに衝撃を受けた。岡山名物の”ママカリ”を知ったのもこの店。地域リーグ時代から店内にチームのポスターを貼ってくれ、応援してくれてもいる。今も変わらず美味かった。

この環境では｢父ちゃんが高校の時…｣や｢岡山では…｣なんて会話が中心となるが、子供たちは｢ハイハイ｣と聞き流す。だけどラムネやきびだんごが食べたいときは｢買って、買って～ぇ」と甘えてくる。まぁそんなもんよね。

JR倉敷駅にはペッパーが出迎えてくれるし、チボリ公園跡地にはアウトレットモールが立っていた。倉敷も変わったね。

元チームメイト達とは”次(のレジェンドマッチ)は10年後だね”なんて話したけど、今度がもしもあるのなら…もっとゆっくり岡山を堪能したいね。岡山の皆さん、また会う日まで…サワディーカップ!!