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子どもから大人まで…Creer fcにはニーズに合わせて色々なカリキュラムがある。ジュニアクラスからアカデミー、幼稚園やガールズ、レディースにファミリー、そしてメンズクラスまで…。各タームでBangkokを旅立つ選手達に”Creer fcを忘れないで…”との意味合いを込めてCreer fcのエンブレム型の金メダルを贈呈している。でもここ最近は3月の卒業式・終業式に合わせて帰国する選手が特に多く感じていた。だからクラスの垣根を取っ払って、Creerファミリー全員に声掛けして”Creer fc卒団式”を執り行った。
「U-8アカデミー・ジュニアクラス・ガールズクラスのMixゲーム」「U-10アカデミーvsCreerレディース」「U-12アカデミーvsファミリークラス」「U-15アカデミーvsメンズクラス」エンジョイしながらも真剣勝負。会場は凄く温かい雰囲気に包まれた。
そこから卒団する1人ひとりをみんなの前に呼び、メダルの贈呈式。”いとたく”は開会式で「泣きますので、その時は(進行を)助けて下さい」と宣言済み。1人目のM.RINTAROから…言葉を掛けると決壊しそうだったので、唯々メダルをかけてあげて「みんなに一言…」と促してしまった。卒団する全選手にメダルをかけ、各カテゴリーのキャプテンそして各コーチから贈る言葉をお願いし…いよいよ俺の番、はい”決壊”。何も言えなくなってしまった。
でも特に中学生や付き合いの長い選手達は泣くことを知っているので、何も言わずに待っててくれてね。”あぁ、(泣きながらでも良いから)しっかりとメッセージを伝えなきゃ”と…「コーチはみんなからしたら引き継がれて行くもの。だけどここBangkokという外国の特殊な環境でサッカーを通じて巡り会え、多感な時期に関われたことを幸せに感じます。今日の卒団は、みんなにとって新たな出発。みんなで円陣を組んでスタートしましょう」と言ったんだけど、(号泣につき)言えてなかったようなぁ。
第2部は飲んで食ってというパーティースタイルで行った。そこでね、長年マネージャーという立場からチームを支え続けてくれたI.ANNAが2015年のトップチームの活動をまとめたVTRを用意してくれててね。”いとたく”は再生のカウントダウン時には画面が見れない状態だったね。
いつもはFBにメッセージを書き込むのであるが、この場を借りて卒団式に参加してくれた選手達へ伝えようと思う。
M.RINTARO(U-8アカデミー):集中力が無くいつも怒られていたRINTARO、でもここ最近はサッカーに対して集中力を発揮しゴールを目指す姿が見られ、コーチは頼もしい思いでレギュラーポジションを任せられるまでに成長したね。
I.SENA(U-8アカデミー):繊細なボールタッチで相手をかわす技術はCreerのネイマールでした。負けん気も強いところがコーチは大好きで、SENAは才能の宝庫だと思います。
S.SHUN(U-10アカデミー):小学3年生ながら飛び級でU-12の練習に参加していたハードワーカー。小さい身体ながらワントップを務め、前線でボールを追い回すプレーは将来性抜群に感じています。
Y.TAICHI(U-10アカデミー):他クラブから加入、”上手くなりたい”という気持ちに技術が伴ってきた昨今、コーチから「ナイス、TAICHI」という身体を張った熱いプレーが本当に増えて来ていたね。
I.HARUTO(U-10アカデミー):ディフェンスも出来てドリブル技術も有り点を獲れるプレーヤー。もっともっとHARUTOに伝えていきたい”サッカーセオリー”が有りました。日本で更に輝いて行くこと!!
H.TAKUMI(U-10アカデミー):ジュニアクラスからアカデミーチームへ羽ばたいて行ったコーチ生え抜きの教え子。入団当初に比べサッカー選手としての自信と逞しさが顔の表情に出始めていたね。
H.TAKUHO(U-10アカデミー):クレールの内田篤人、シャイな性格もピッチ上ではセンスとスピードとテクニックで存在感抜群。声が少しでも出るようになれば、物凄く化けるのでは…と期待大。
K.KYOSUKE(U-12アカデミー):一際華奢で…いつもお兄ちゃんを追いかけていたKYOSUKEは、最終的にチームにタイトルをもたらすグレートなGKへと成長を遂げました。
S.YUMA(U-12アカデミー):スピードと技術があり、あとは”俺が…”という図太さが出てくれば…と出会った当初感じていたYUMAが大躍進。サッカーを楽しみながらプレーしている様に見える姿勢もGOODでした。
I.SOTA(U-12アカデミー):U-12チームの顔は、U-15でも存在感を見せつけてくれました。ゲームを支配する”捕まらないプレーヤー”を目指して、日本でも大暴れを続けること!!
W.KAISEI(U-12アカデミー):FWからDFまで卒なく熟したマルチプレーヤー、”軽いプレー”をしないKAISEIには本当に助けられました。Gira Cupでの弾丸ミドル…コーチは未だに忘れられません!!
K.HIROTO(U-12アカデミー):HIROTOは本当に逞しく成長したね。グランド上で不安な表情を見せることが無くなったし、いつしかDFリーダーへ。FKがCreerにタイトルをもたらしてくれました。
K.CHIHIRO(レディース):”いとたく”が移籍した時に「コーチの好きなように指導して下さい」と背中を押して下さった、俺にとっては恩人です。本当に有難うございました。
W.MITSUTO(U-15アカデミー):他クラブからの移籍組、MITSUTOにとって俺は厳し過ぎるコーチだったかも知れない。でもMITSUTOの技術、得点力を引き出してあげたい想いでの指導だったことを忘れないで欲しい。
I.KYOKA(U-15アカデミー):器用では無かったけど、男子に交じってU-15で存在感を示し続けたKYOKA。12月のGira CupでのMVPはKYOKAだったと思います。なでしこリーガー、そして日の丸を目指せっ!!
W.TAIGA(U-15アカデミー):内に秘めた熱い気持ちをピッチ上に引き出すために…コーチはU-12時代キャプテンを務めさせたり、厳しく叱咤したりしてきました。勝負処で点を獲れる…体を張れるTAIGA、日本では遠慮はいらないぜっ。
K.KANON(U-15マネージャー):Creer CupやGira Cupでチームを支え続けてくれた屋台骨。優勝は1度だけだったけど…悔し涙を沢山流させてしまったけど、パワーを貰いました。
I.ANNA(U-15マネージャー):月並みな言葉となってしまうけど、本当に有難う。Creer Cupで勝たせて挙げられなかったけど、一緒に戦ってくれて…泣いてくれて、コーチは”必ずうれし涙に変えてやる”と奮闘する事が出来ました。
Y.RYOTA(U-15アカデミー):小6からサッカーを始めたとは思えないサッカーセンス、バランスも取れゲームを落ち着かせることが出来るRYOTAの成長には唯々関心させられっぱなしでした。
N.RYOTA(U-15アカデミー):U-15 Creer Cupでは怪我に泣かされ続け、悔しい思い出が多かった様に思う。高さとしなやかさはNAKAJIにとって日本でも大いに武器となる。
K.NAOKI(U-15アカデミー):NAOKIに関しては前回コラムで書いてるから…でも、O.RYOYA&NAOKI兄弟と共に、コーチの今ある姿はNAOKIのお陰、有難うな!!
I.KEISUKE(U-15アカデミー):”サッカーが一番上手い奴がボールに関わり続けることは当たり前”というのがコーチの理論。充分Creerで結果を残してくれたけど、まだ足りない。日本での活躍で返すこと。
I.YUTARO(U-15アカデミー):コーチの期待以上の成長をBangkokで果たしてくれました。以前の中心選手達の活躍が霞む程…Creer Cup準決勝のFK、コーチは忘れません。
俺の夢は”教え子の試合をスタジアムへ観に行く”こと。どんなカテゴリーでも良い、この夢を実現してくれる選手がこの中から現れることを期待。
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