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中学生年代の指導をしていく事で他のスクール、他のコーチとの棲み分けではないけれどバンコクで”いとたく色”を出して行こうとCreer fcに移籍してきた2014年8月に決意した。FBやインターネットでローカルの大会を見付け、挑戦を続けて行く内に沢山の熱意を持ったタイ人コーチ陣と出会う事が出来た。その活動が1つの形になろうとしている。
2016年3月より新しいU-14世代のThai Premier Academy Leagueが立ち上がろうとしているのであるが、その立上げに関わらせて貰っている。ホーム&アウェイで戦い、KratやHua Hin・Ayuttaya等を巡るリーグ戦である。折角タイにいるのだから選手達には色々なサッカー環境に触れて欲しいし色々な経験をして欲しい。1年を通して選手達の”帰国”という問題を抱え、同じメンバーで戦えないし戦力を保てるか分からない。でもそこは”遣り甲斐”と捉え挑んでいく強い覚悟でいる。
早速1月17日(日)に代表者会議が行われた。以前のコラムで書いたが、俺はタイ語が少ししか話せない。だから”タイ語をタイ語で通訳してくれる件のタイ人コーチ”を引き連れての参加。何となぁ~くこんなことを言っているんだろうなぁ…と、分かった風のフリをしながらの2時間となった。結構色々な意見、アイディアが出てきていた、各チームこのリーグにかける熱意というものがヒシヒシと伝わって来た会議であった。
その後場所をバンコクから約2時間のところにあるPracha SamranのJK Sport fieldへ移しThai Premier Academy Leagueのプレ大会が行われた。
U-14 Creer fcチームは立上げ時、本当に弱かった。主力であった中学3年生が受験準備に入る事でレギュラーで残った選手はGKのRYOJIだけ。そこから既存の選手と新加入選手、U-12からの底上げにより昨年末から結果を出せる様になって来た。Hua Hin fcでプレーする和田選手が最近練習に遊びに来てくれた時に「久しぶりに練習に参加して、確実に上手くなっている」と選手達にメッセージをくれた。俺は毎日一緒にボールを蹴っているからなのかな、そこまでの成長を正直感じれていなかったんだけど…この日の試合を観てね、”攻撃の形が生まれてんじゃん”と感心をした。でもね…常勝軍団ではないし強くは無いからな。
実は会議の場でコーチ陣にユニホームが配られた。「何ですか、これ!?」とりあえずThaiでプレーしていた時の馴染みのNo.2を選んだのであるが、そこでサプライズが用意されていた。何とこのプレ大会のメインに”タイ女子代表vs各チームコーチ陣”の試合が用意されていた。マジですか…でも現在のタイ女子代表選手達の実力を肌で感じられる良い機会、まぁおっさん達相手に本気でプレーするとは思えなかったんだけどね。
試合は7人制サッカー、試合開始からタイ女子代表のシュートの雨霰をコーチチームのGKが防ぐ×2。なんと前半を折り返して2-1とコーチチームがリードしてしまった。でもコーチ陣はここでThe End、タイ女子代表はやっぱり上手かった。足が止まった後半に一気に捲られ5点差に…そこでいとたく登場、相手も間延びしていたので、兎に角ボールを奪って運んでFWにラストパスを供給し続け2点差まで持っていくものの7-9での敗戦となった。畜生、悔しいぜ…でもね、こんな機会はなかなか無いから楽しんでプレー出来たかな。
でもちょっと残念だったのが、タイ女子代表選手の何名かの振る舞いだね。W杯にも出てタイ女子代表も何気に人気がある訳だ。当然子供達や父兄からサインやら写真やらを強請られ会場は凄いことになった。でもね…そこでサインや写真を明らかにウザがり表情や態度に出してる選手が何人かいてね、勘違いしているなと。
俺はこのThai Premier Academy Leagueで結果は勿論の事、選手達の規律・行動でも違いを見せ全てでCreer fcは勝利して来れる様に指導して行きたいと考えている。やっぱりプロを夢見る選手達は元プロから学んだ方が良いと思う。その土壌がCreer fcにはある、中学生年代のThai Premier Academy Leagueへの沢山の挑戦を待っている。
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