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彼の名前は”ボバン”。35歳にして現役、この日5回目のライディングに俺達は乗り合わせた。最初は緩やかな下り坂、ベテランの彼には膝にくるのではないか!?わざとスピードを抑えているのか…象遣いも含め大人4人を担いでの歩行、膝を壊している俺は”ボバン”の気持ちになり心配になってしまった。ただ単純に”象に乗りたい”と企画したライディングだったのに…。下り坂が終わると行道が無くなった。そこから”バシャッ、バシャッ”と川中へと歩みを止めない”ボバン”、正直可哀想になって来た。ただ単に”象に乗れる”とワクワクしていたのに…。そんな”ボバン”は鼻で噴水サービス、俺にはベテランの職人芸にしか見えなかった。ちなみに俺は41歳、”ボバン”は年下であった。
しばらく川を進むと階段があり、川を上がった。そこで象遣いが象から降り今まで象遣いが座っていた車でいうところの運転席に”1人座って良い”という。”こんな貴重な経験は無い”と俺は早速座らせて貰った。年齢を重ねた皺くちゃの肩まわり、薄らと生えている髪の毛…すげぇ愛くるしいぜ、”ボバン”。”パオ~ン”と鳴きながら登り道をラストスパート、先に乗り終えた選手達の元へ…約30分に及ぶライディングが終了した。
象ライディングはKHAO YAIにあるThe Jungle Houseにて味わえる。ここで気を付けて頂きたい事が1つ、険しいライディングロードを楽しむために決して”象の気持ち”を汲み取らないこと!!
1月7日からCreer fcは新タームがスタートしているが、昨年12月下旬に行ったSoccer CampはKHAO YAIへ。”象ライディング”の他、2割咲きであったが”ひまわり畑”や”ナマズへの餌付け”等のアクティヴィティーを堪能した。もちろん地元チームとの試合もね、楽しんで貰えたであろうか。
旅の終わりは”Chokchai Steakbuger”をみんなでがっついて帰って参りました。
タイサッカーの話題を1つ。リオオリンピック予選、U-23日本代表とタイ代表は同組に入った。初戦を引き分けたタイは勝ち点3を取るために打ち合いを演じるのではないかと思い、「これはみんなでTV観戦しようぜ」という事で集まって貰った。結果的には4-0という大差がついての決着となったが、試合開始直後のタイの攻勢時に1点が入っていれば…PKを確実に決めていれば…と”たられば”であるが、今のタイ代表の力を考えると集中を切らさずにもっとやり合えたのではないかと残念に思ったね。日本代表にはしっかりとオリンピック出場権を持ち帰って貰いたい。その時はまたみんなで集まってバンコクよりエールを送ろうと思う。
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