2015年8月21日掲載
8月上旬の一時帰国には、自分の「指導の幅を広げる」という目的の1つであった。センターバックやサイドバックを長くやって来た自分にとって、ストライカーの育て方をどの様にしていくかという課題に直面していた。センターバックの視点からDFが嫌がる動き等を伝授することは出来るが、それ以上の事を…と感じていた。
長谷川太郎、2005年J2日本人得点王で彼とはGiravanz北九州時代のチームメイト。ていうか同じマンションに住みチームトレーニングに一緒に通った仲で、同い年の娘を持つパパ友でもあった。俺のタイへの挑戦の切っ掛けも作ってくれたんだよね。左右両足で性格にコースへと蹴り分けられるだけでなく、小柄ながらヘディングも上手い。彼のサッカーへの対する、ゴールへ対するハートも好きだったね。
そんな彼・太郎が”TRE2030 Striker Academy”を立ち上げ、ストライカーの育成活動をしているという事で、早速連絡をとり自分の想いの丈を伝え、レッスンを受講することにした。この日のメニューはステップワークとキック時のバランスを意識したものが中心。
シュート時に顔をあげてGKの位置を確認してコースへ蹴っていた自分へ「”いとたく”さん、それだとキックへのモーションまで時間がかかるから、顔をあげるのでは無く視線だけでゴールを見た方が良いですよ」との指摘に思わず「なるほどっ!!」と思わされた。
この日はGiravanz時代のチームメイトの河内選手(現東京23)やタイで同じ釜の飯を食ったトコも会いに来てくれて、ストライカーと向き合えた非常に濃密な時を過ごせた。
練習後、太郎と飲みながら日本とタイを繋ぎ何か面白いことが出来ないか、選手達を刺激し合える様な取組について色々と意見交換を行った。ゆっくりとで良いから、太郎と共にしっかりと形にしていければと思っている。
「タイから太郎も認めるストライカーを育てる」…”いとたく”の新たな挑戦が始まろうとしている!!
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand