2015年6月29日掲載
私6月11日で41歳となりました。沢山のお祝いメッセージを頂き大変嬉しく思っております。この場を借りて感謝の気持ちを述べたいと思います。有難うございました。
これと言って特に大きな目標の変化はなく「日本へ本帰国してからもやり合える選手」をここBangkokにて育て続けることで、結果としてCreer fcを「タイの強豪チームの仲間入りをさせ、更にこれらのチームを超えていく」クラブにしていきたいと…。
現在5年生から中学3年生を主に指導しているのであるが、凄く多感な時期で面白い。選手それぞれ個性が強くて、その個性を伸ばしてあげるアプローチを試合や練習、そしてサッカーノートを通じて考え伝える作業は、”熱さ”気持ちを入れないと響かせられないし、大変なんだけどね。
後はね、もぅ実際にやってみせて「こうやるんだ」と伝えるのが一番早いので、俺自身も練習し続けなければならないし、身体をある程度維持するモチベーションになっているね。更に「お前たちには(まだ)負けねぇ」と選手達と張り合う負けず嫌いの精神を持つ事で若さが保てるのかなぁってね。
毎年選手達はお祝いメッセージを麦酒の缶や瓶に張り付けてプレゼントしてくれる。これを一本一本「これは○○がくれたモノ、どんな事が書いてあるかなぁ」と楽しみながら味わうのが極上の楽しみ。中には「試合に出たいです」や「急いで(メッセージを)書いたから字が汚くてすみません」と誕生日と全然関係無い事を書いてくる選手もいるんだけどね。2年前、俺の麦酒好きを聞きつけ、「お父さんのをクスねて来ました」と持って来てくれた選手に対して、冗談で「よし、お前をスタメンにして進ぜよう」と云った事が始まり。ほんと嬉しい限りです。
最後に、ここBangkokでの挑戦を支え続けてくれている家族、そして「30代でJへの挑戦」をともに歩んでくれた家内には本当に感謝している。家族がいつでも幸せを感じられる様に、しっかりと向き合いながらこれからも歩を進めて行けたらと思っている。更にこの珍道中をこちらのコラムにて描き記し続けられたら、楽しんで貰えたらと感じている。これからもよろしくお願いしますという事で…。
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand