2015年2月28日掲載
サガン鳥栖が来タイ、沢山の日本人駐在者が試合観戦に訪れた”トヨタプレミアカップ2014”と奇しくも同日、我がCREER FCはタイDivision 1の”AYUTTAYA FC vs Police United”の観戦ツアーを敢行した。切っ掛けは”AYUTTAYA FC”に所属する小島聖也選手とイベントで同席した際、軽い気持ちで「うちの選手達にエスコートキッズやらせてよぉ」とお願いしたところ、早速動いてくれたというもの。いや~、今回の件に関して”感謝”の一言では言い表せない、”本当に有難う!!”。エスコートキッズのみならず中学生はボールボーイまでもさせて貰ったからね。
なぜ自分の教え子達に定期的にエスコートキッズをやらせているか…スタメン11名のみが見る事が出来るピッチ上からの風景を味わえるから。ピッチの袖で入場する選手達を見守りながら、引退して何年にもなる俺が「やっぱりこの戦いの場(の雰囲気)は良いものだなぁ」と改めて感じたからね。
試合の方はね、両チームまだまだこれから調子を上げていかなければ駄目なのかなと感じたね。まぁピッチコンディションがあまり良くなかった中でしっかりとボールを治めながらプレーをしていた選手達の技術の高さには脱帽させられた。
前述の小島選手の他に、この試合ではAYUTTAYA FCのゴールマウスを守った野口ピント選手と対戦相手であるPolice Unitedには下地奨選手がいた。この試合のMVPは間違いなく野口ピント選手だったね。Police Unitedの怒涛の攻撃は跳ね返し続け、子供達は「ピントやべぇ」を連呼していたからね。
日本人3選手は試合後疲れているにも関わらず、サインや写真撮影に気軽に応じてくれた。”子供達に夢を与える立場”にいることをちゃんと分かっているんだよね、やっぱり現役の選手を羨ましく思うね。
俺の指導者としての将来の夢は”日本でもタイでも海外でも…教え子が活躍する試合を観戦に訪れる”こと。「いとたくコーチ、来てくださいよ」と言われる日を夢見て、タイで知り合った原石達が在タイしている短い期間に1つでも多くの事を学んでいって欲しい。そんな願いで選手達とボールを追い続ける日々を過ごしている。
そしていつか息子にも…この場を目指して欲しいなと思っている。
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand