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第211回 日本化が進むチームがタイで結果を残し始めた2014年シーズン

2014年11月07日

2014年11月7日掲載

 タイのサッカー界と云いますか、プロチームの日本化が特に進んだように感じる。更に嬉しいことに確実に結果に結び付けているチームが顕著になったのが今シーズンだったね。因みに俺がプレーした2011年シーズンはDivision 1で4人のプレーヤーしかいなかったからね(俺以外の3人は未だタイでプレーを続けている)。

 近年Buriram UnitedとMuangton Unitedの2強体制が続いていたが、エースのTeerasil Dangdaの移籍と共に失速を始めたMuangton United。いよいよBuriram United 1強時代の到来かと思いきや、リーグ戦(TPL)の優勝争いは最終節まで縺れ込んだ。そこで1歩届かなかったが猛烈な追い上げを見せたのが、早くからスタッフ、選手、フロント、トレーナーと完全に日本イズムをチームに浸透させているChonburi FC。Chonburi FCは日本でいう天皇杯の位置付けとなるFA-Cupの覇権を賭け、Bangkok Glassと11月9日(日)に決勝を迎える。更に我がCreer fcに遊びに来てくれたBEC Teroの岩政選手、彼はToyota Cupにて決勝の舞台で自ら得点を決め頂点に上り詰めている。

 Division 1を制し来季TPL昇格を決めたNakhon Ratchasima FC、そしてDivision 2のプレイオフで現在首位に立っているThai HONDAの監督や中心選手も日本人。確実にサムライ達がここタイの地で足跡を記してくれている事に喜びを感じる。

 とまぁ華やかに見える世界なんだけど、もう来季に向けた契約や移籍の動きが始まっているんだよね。来季からは外国人枠が7人から5人へ、更にTPLのチーム数も20チームから18チームへと減らされることが決定している。助っ人外国人の日本人選手にとって狭き門になりつつあるタイサッカー界であるが…数年後、俺の教え子達がここに入り込んでいってくれると良いね。


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand
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