2014年3月3日掲載
来る3月8日土曜日、トンロー5にあるARENA 10でU-15 INFINITO Cupを開催します。17:00-21:00、沢山の親御さん方に足を運んで頂きたいと思い今大会はナイターで行うことにしました。更にバンコクに多々ある大会の殆どはフットサル、そこでサッカーに拘っての7人制サッカーの大会。今大会を皮切りに”バンコクから日本へ…そして他国へと旅立つ選手達が多い”3月と7月、年2回ずつ開催して行く予定です。将来的には日本人選手を持つチーム全てのチームが参加してくれるのが理想、この場をNo.1バンコク日本人サッカーチームを決めるための大会にしていきたいと考えています。更に更に…この大会の小学生の部も開いて行きたい、夢はどんどんと広がっているのであります。
俺が指導に携わり始めた頃、主に中学生チームに関わることが多かった。当初は人数が足りずに他のクラブや選手達の友人に声掛けをして一生懸命メンバーを揃えて試合に出るというような状況であった。そんなチームが大会で勝ち抜く事は難しい、なにより選手達は「どうせ…」と最初からあきらめているように感じていた。こんな状態のチームを指導していっても面白くないよね、だから「お前達はINFINITOサッカースクールのTopチームなんだ。強くなければいけない、小学生が”入りたい・目指したい”と思うようなチームにならなければいけない。」と土曜一回のみであった練習を水曜日夜にもプラスして厳しい練習を課すようにした。
日本では部活やクラブチームで毎日みんなで集まってボールを蹴るのが当たり前であろう。しかしバンコクは特殊な交通事情・そしてグランド事情…送迎は必要だし塾もある、週1回の練習を定着させるにも物凄い労力と働きかけ、そしてもちろん親御さんや会社スタッフの協力が必要であった。俺自身「(時間が)無い、(場所が)無い」という考えから「短時間で超集中して濃厚な時間が過ごせる」というものへとシフトさせた。そこで打ち出したチームコンセプトが「ボールに喰らい続ける熱い、そして考える冷静なサッカー」。「”あそこで行けば良かった”…なら行けよ、常に100%でやらないと課題は生まれねぇ」「1つ1つのプレーに対して自分の考えを共有させ、要求しあえ…”(ミスして)ゴメンとウヤムヤにしないで必ず意見をぶつけろ」と…毎回熱苦しく選手達に接しているので、鬱陶しく思われてるかもしれないなぁ。指導後は凄く疲れるんだけど、選手達の目の色の変化や技術・成長の進歩を見て取れるので本当に楽しいね。
“負けることを受け入れていたチーム”が今ではタイの強豪チームとやり合えるだけの力を付け始めている。実際「プロ選手になりたい」「オリンピックに出たい」と口にする選手が多くなってきたからね。とはいっても選手達は日本に帰ってから自分達の今の力では苦労することが分かっているから、夢に向かって…選手達も指導する方もやる事が沢山あるよね。
まずは3月8日、第1回目となるU-15 INFINITO Cup。今まで一緒にボールを追いかけてきた仲間と最後に目指すべき大会として成功させていきたいね。そしてでっかいトロフィーを教え子達に掲げて貰いたい…。
U-15 INFINITO Cup
[日時]
2014年3月8日(土) 17:00-21:00
[会場]
ARENA 10
https://www.facebook.com/arena10
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand