2014年1月7日掲載
仏歴2557年がスタートした。今年はTPL(タイプレミアリーグ)が20チームとなる関係でリーグ戦は2月に開幕する。昨年末より例年以上に早くトライアウトの選手達を受け入れ、実際年内に契約を取り付けた選手が多かったように感じる。日本人選手の傾向としてはTPLに関してはタイで実績を残した選手とJ1で結果を出してきた選手が契約に至っているかな。TPLのレベルが上がってきている影響もあり、日本人を含む外国人選手達にとっては益々狭き門になりつつある。
いとたくはタイサッカーについてのコラムを担当しているが、タイサッカー界についてはタイでプレーする選手やスタッフのブログやFBの方がより詳しく描かれている…悔しいが(苦笑)。そこで(お気づきかも知れないが)、俺が指導するサッカースクール関連のことやバンコクでの子育てを(無理やり)サッカーを絡めて書くように傾向を変えつつある。この分野が俺にしか書けない専門分野なのかなと考えてのことなんだけどね。
昨年4月から始めた子供達への本格サッカー指導、そこで感じたのはバンコクでは高学年になればなるほど同世代のタイ人の子達と(技術やフィジカルが)互角に組み合えなくなること。特に中学生年代での差は凄く大きく感じたね。しかも学校への通学や練習場への行き来に送迎を必要とするバンコクの特殊な環境で如何にこの差を埋めて行こうか…そこで俺は目の色を変えて「日本に帰ってから苦労する、やらなきゃ駄目だ」と煽り立てる事から始めた。
6月より段々と小学生の選抜クラス強化練習と共に中学生の夜練習も開始した。試験的に大人の練習に参加させる取り組みも行った(現在は休止しているが…)。そんなこんなで今現在INFINITOの中学1年生チームは…勝てなかったチームは、必死に相手ボールに喰らい付く事により日本人ばかりかタイ人のU-15&14世代に互角以上の戦いが挑めるようになって来ている。
“この良い流れを大事にしたい”と感じた俺は、夜練習の回数を増やしたいと考えたんだけど…選手達は他の曜日に塾等を入れているんだよね、俺も中学生の時は通ってたもんなぁ。だから全員が集まれないのが現状なようで…でも練習させたい、折角日本人の大人達のサッカー&フットサル人口が高いバンコクで少しでもレベルの高い試合を体感させたい。俺は考えに考えを重ね、こう結論を出した…
“自分でプライベートチームを作ってしまおう”と!! サッカースクール間の垣根も取っ払って、参加出来る奴を募って試合中心の活動をしていく。しかもこのチームで自分もプレーすることで、コーチとしての視点でのアドバイスだけでなく、プレーヤー同士としての視点から成長を促す指導が出来るのではないかとも思っているんだよね。
まずは興味を持たれた方は“いとたく”まで問い合わせて来て欲しい。そして胸を貸してくれる大人チームも同時に募集しております。中学生年代の為の仮名“いとたくFC”…スタートです(毎週木曜日夜19:30(都合により時間の変動は生じます)に活動予定)!!
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand