2013年11月12日掲載
2013年11月10日(日)、FA杯決勝。日本の天皇杯に相当するこの大会の決勝で、BURIRAM UnitedとBangkok Glassという攻撃的な2チームの対決が実現。BURIRAMには平野甲斐選手が、Bangkok Glassには猿田浩得選手(SARU)がいる。そう決勝の大舞台でサムライ対決が実現したのである。俺個人の私情を挟むと、今シーズン前にSARUのチームタイトルへの想いを聞いていただけに「ちょっとBangkok Glass寄りで応援しようかな」なんて考えていた。
試合の方は開始直後からBangkok Glassが攻勢をかける。そしてプラン通りに先制点をゲット、会場は一気にヒートアップした。しかし今季TPLを制し、FA杯2連覇中のBURIRAM Unitedも徐々に落ち着きを取り戻し、早いパス回しや縦への仕掛けで流れを引き寄せて行った。好試合だっただけに微妙なPK判定で試合の流れが変わってしまったことは非常に残念なところ。最後は退場者を出したBangkok Glass、平野甲斐選手のヘディングなどでその後2点を追加したBURIRAMU UnitedがFA杯3連覇と共に、TPLとの2冠を達成した。
…とここまで書いてはみたものの、実は俺“生観戦”をしていない。渋滞にハマり試合開始後に会場のタマサート大学スタジアムに到着するも、沢山の車で駐車する場所すら確保出来ない。やっとこさ強引に駐車しいざ会場へ…しかしチケット売り場には“SOLD OUT”の紙が貼られ、会場へ入れなかった沢山のタイ人サポーターが座り込んでいた。舐めて追った、無念…今度からは前売り券を買っておかないと駄目だねぇ。大歓声溢れるスタジアムを背に寂しく家路についた“いとたく”なのであった。
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand