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第141回 タイに来た切っ掛けはNewsweek !?

2013年8月18日 配信

2013年8月18日 掲載

「夢追人」のタイサッカー珍道中

俺は何を隠そう活字ジャンキーである。暇さえあれば雑誌や文庫本に目を通している。ゲームや漫画も良いとは思うのだけれど、流行や世界の今を知るのに雑誌は最適だと考える。文庫本に至っては、歴史を学べる司馬遼太郎や山崎豊子が好きだ。あとは映画やドラマになったような話題の原作を読み、実際の映画やドラマと見比べるなんて楽しみ方もしている。

一時は物凄い数の雑誌を購入していた。GQ・Switch・Cut・H・Sight・invitation・Number・Popeye・Brutus・Casa Brutus・Newsweek・Sports Yeah! 別冊宝島etc…完全にオタクである。しかも一度読んだものは取って置きたい、飾って置きたいというから意地悪い。本棚は直ぐに膨れ上がっていった。俺は短期間で所属チームが変わっていた引越族である。したがって引越の時は書籍が多く、家族や引越屋さんに多大に迷惑を掛けていた。

しかしある時気が付いた、「俺、(購入した雑誌)全部読めて無いじゃん!?」。そこで断腸の思いで雑誌を3冊に絞る事にした。現在のトレンドを色々な角度・分野から切り込んでいるBrutus、サッカーやNBA・MLBの情報が満載のNumber、そして世界のNewsを詳しく解説しているNewsweekである。今現在タイで生活している俺は、日本からこの3冊をわざわざ取り寄せている。

Numberに掲載されていた記事で元日本代表の”廣山 望”氏を取り上げているものがあった。彼はJEF市原(現千葉)で長く活躍した後、パラグアイ・ブラジル・ポルトガル・フランスのチームを渡り歩いた”越境フットボーラー”。現役引退時はアメリカでプレー、現在は”第2のサッカー人生”をスペインにてスタートさせている。彼が”越境フットボーラー”となった切っ掛けはNewsweekであったそうだ。この事を知った途端(俺は彼とは直接面識無いのだけれど)、彼に勝手に親近感を憶えてしまった。

俺がNewsweekを購読し始めた切っ掛けは、2001年9月11日の同時多発テロ。「自分の生涯の中で、このような世界的な事件には一生巡り合えないのではないか!? しっかりとニュースの全貌を知り、頭に留めておく必要があるのでは…」と思ったのだ。

俺の娘の話題へと突然話は変わる。発熱をした娘は学校を休むことになった。たまたま休みが重なった俺は、彼女を病院へ連れて行こうと思ったのだけれど、解熱剤が効いたのか調子が回復していた。しばらく様子をみてみようと思っていたら、ソファーに横になりNewsweekを読んでリラックスしている娘の姿が目に入った。恐るべし7歳児…彼女の視線はもう世界に向いているという事か!?そして彼女は越境してどの国を目指すのであろうか…今から楽しみである。

伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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