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第136回 あのマンチェスターUよりも、人気のタイチーム…

2013年7月30日 配信

2013年7月30日 掲載

「夢追人」のタイサッカー珍道中

時は2013年7月7日(日)、タイの強豪チーム”Chonburi FC”のご厚意により、試合前のピッチ内へ選手入場時に選手達と手を繋いで入場をエスコートする”エスコートキッズ”という大役をINFINITOサッカースクールでさせていただく機会を得た。”Chonburi FC”にはN0.22”櫛田一斗”選手が所属、対戦相手となった”BEC Tero Sasana”にもN0.16”下地 奨”選手がいる。当日の試合はテレビの生中継があるということで、子供達は「今か×2」と胸を躍らせながら試合当日が来るのを待っていたようだ。

まず子供達の待機所として用意されたのが、監督の記者会見場であったから子供達は堪らない。直ぐに仮想監督を演じた写真撮影が始まった。その後”エスコートキッズ”のリハーサル時間すら忘れて、オフィシャルショップにてこの日のために貯めておいたお小遣いを使い”Chonburi FC”のユニホームを購入。試合開始に向けて続々とスタジアム内に吸い込まれていくサポーターを見て、またスタジアムの熱い雰囲気に触れて子供達も緊張し始めていた。

この熱気に生で触れてもらいたいと常々俺は口にしているが、「沢山の日本人選手がタイでプレーしているのは知っているが、日程やスタジアムが分からず…チケットの買い方も分からない」と多く方々が、タイサッカーに興味はあるが足を運べずにいるのが現状か。やはり言葉の不安もあるだろうし、ここは外国だからね。そんな方々に俺は「大丈夫ですよ。チケットは簡単に、安価で購入出来ますよ。」と1歩を踏み出すお手伝いもして行きたいと思っている。

“エスコートキッズ”を終え観客席に戻ってきた子供達に待っていたのは、スピーディーでスリリングな好ゲーム。普段おとなしくプレーする子供達が90分間「櫛田~っ×2」と叫び続けていた。普段の練習もそれだけ集中して声を出して貰えると有難い…そう心の中で俺は呟いていた。

試合の方は3-0でChonburi FCが勝利。試合後には”櫛田選手”や大ベテランNo.8”Teerasuk”選手も来てくれてサインをしてくれただけで無く、グランド内での写真撮影にも応じてくれた。子供達にとっては極上の時間、最高のひと時を過ごせたであろう。その日以来、INFINITO内で断然人気があった”バルセロナ”や”レアル・マドリッド”…そして香川真司選手がいる”マンチェスター・ユナイテッド”を凌いで、”Chonburi FC”が人気N0.1の座に君臨している。

伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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