2013年7月5日 掲載
INFINITOサッカースクールの教え子兄弟とTPL(タイプレミアリーグ)に観戦に訪れた。場所は先だって”ムアントン・ユナイテッドの選手が、得点後のパフォーマンスでパンツ姿になり退場となった”現場を目撃したTOTスタジアムである。冗談で「今日も何か起こるはず」なんて期待をしていたら…やっぱり起こった。
この日の対戦カードは”TOT SCvsBuriram United”。Buriram Unitedは現在リーグ戦で首位を走り、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)でもベスト8に駒を進めている強豪である。ちなみにこのBuriram UnitedにはNo.19平野甲斐選手が所属している。
試合の方は、特にBuriram Unitedの選手達が疲弊していて(カップ戦が週半ばに行われた影響からか)、両チームの特徴であるゴールに向かう推進力溢れる早いサッカーが全く見られず…終始スローな展開であった。後半最後の方にFWの位置から中盤に一つポジションを落とした平野選手にボールが集まりだしてからやっといつもの”ボールも人も動いて汗をかくサッカー”の片鱗が見られたのだけれど、ちょっと物足りない内容だったかな。0-0の引き分けであった。
事件はキックオフ直前に起こった。TOT SCのユニホームは水色・Buriram Unitedは黒色そこで審判団はオレンジ色をチョイス。俺らの世代からすると「審判といえば黒でしょう!?」というイメージが強いので、「カラフルな時代になったもんじゃのぉ」なんて感じていた。両チームが各ポジションに散らばって、「いざキックオフ」…されない。突然Buriram UnitedのGKが控室へと消えて行った。そして3分後(結構長く感じられたんだけどね)にグレーの新しいユニホームを身に纏って再度現れた。
どうやら審判団のオレンジとユニホームの色がダブっていたらしい。でもこれって試合前のゲームミーティングで確認出来るでしょ…しかも最悪選手入場前に選手と審判団は顔を合わせるんだからさぁ。「色カブってるやないけ」と気付くこと位出来るでしょう…何かこういうところがお粗末なんだよなぁ。
最後に冒頭の教え子兄弟についても触れておこうと思う。俺の試合観戦の目が饐えるきちゃったのかな、「あの選手のスパイク、左右で色が違う」とか「俺も(Buriramサポが吹いていた)ブブセラ欲しい」とか…ゲームを楽しむ視点が全く違うんだよね。でも純粋にスタジアム観戦を楽しんでいる。これは俺にとって非常に勉強になった、忘れちゃいけないよね
…このピュアなこころは。
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand