2013年6月23日 掲載
自分の指導するINFINITOサッカースクールで、中学生年代強化の新カリキュラムをスタートさせた。多感な時期の彼らを指導するにあたり、まずは”手本を示すことで説得力が増す”と考え、動ける身体を…現役時代とまではいかないまでも身体を再構築する必要が急務であると感じている。
今はハッキリ云って俺の身体はイケていない。でも言い訳をさせてもらうと…現役を退いたのは2012年3月、開幕を一週間後に控えた時期だった。家族と話し合い”タイでサッカーとは離れた生活を始める”と決めたので敢えてボールを遠ざけるようにした。Samurai×TPLの観戦レポートを書かせて貰うようになっても、自分自身では相変わらずボールは蹴らなかったけど…試合を観戦していても選手目線で見ていて、「俺ならこうするなぁ」とか「(選手達には失礼なのであるが)何だよ、この試合…」とか感じる事が少なくなかった。
INFINITOサッカースクールから「週末だけでも指導してみないか!?」と誘われたのが引退してから半年後の9月。その頃には試合を観ていて不思議と「この選手面白い、俺ならこう使うかなぁ」と指導者目線になっている自分に気付いていた。でも今度は仕事が忙しくなって来てて、ボールに触れるどころの生活では無くなっていた。
JASというバンコクの日本人チームで試合に出始めたのが今年の2月から。タイ人や欧米人達のチームとガチでリーグ戦を戦っていく中で、相手の動きを読んでいるのに(ボールを)取れない自分、予期せぬ動きで転倒する自分を情けなく感じた。”元プロ選手がこれかよ”なんて思われてしまったかな!?でも心からサッカーを楽しめたんだよね、JASの試合で…。
今年の4月からサッカー界に戻り、子供達の指導をする日々を送っているのだが、身体は動かしているし、毎日練習前に簡単な筋トレもしている。ちょっとはメリハリのある体になってきたかなぁと思っていたんだけど…INFINITOの練習に現役の選手が参加してくれた日、練習後にシャワーを浴びていた時だった。この現役の選手は俺と北九州時代のチームメイト、彼が発した一言がどんなに俺を傷つけたか。俺の身体を見て「うわ、引退するとこうなっちゃうんだぁ」って…当分、子供達の前で着替えるのも控えなきゃだなぁ(恥)。
でも毎日が蒸し暑いタイ、仕事後のビールが美味ぇんだ!!「ダイエットは明日から…」とメリハリの無い生活をしているのも事実。説得力が増すのは何時の事やら…。
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand