2013年2月18日 掲載
第２子の出産を控え、言わずと知れた存在であるタイサッカー界の第一人者”猿田浩得”選手は更なる高みを目指し、留まる事を知らない。
彼とは家族ぐるみの付き合いをしている、というかイクメン友達である。我が家の子供達は”伊織くん(長男)パパ”と呼んでいるが、影では”サルちゃん”と愛らしく呼んでいる。伊織くんはパパが大好きなようだ。伊織くんの独特な髪形、前髪にハサミを横に入れる決断･実行をしているのも彼なんだとか…(笑)。
彼は愛媛や富山に所属した後、アメリカ挑戦やシンガポールでもプレーしている。タイに来たのは5年前、当時プレミアリーグのシラチャFCへ。しかし彼の孤軍奮闘の活躍は実らず、チームはDivision 1降格となってしまった。この時の活躍が認められ、現所属チームのバンコクグラスFC、ビッククラブからのオファーが届くのであるが、当時彼は悩みに悩んだという。”このままシラチャを降格させたまま移籍して良いのか”…愛媛や富山でJ昇格への苦しみを知っているからこその悩みであった。
バンコクグラスでの活躍は周知の通り、このクラブが自分をタイを代表するプロサッカー選手として育ててくれた事に感謝している。その恩返しとしてリーグの優勝トロフィーをもたらすべき時期にきているのではないだろうか。ちなみにバンコクグラスはHomeではどのチームに対しても内容･結果で圧勝するのに対し、AWAYではとにかく勝点を取零す、更にBuriram Unitedにめっぽう弱いというジンクス。これを克服するのが当面のチーム課題であろう。しかし年々チームの選手個々の実力は上がっているし、サッカーの質は間違いなく良くなっていると彼は言う。
前述の長男”伊織くん”はタイで生まれている。タイで結婚し、第２子もタイで出産予定という。家庭を持ちパパとなった事で生まれた責任感、彼と会う度に男として魅力ある新たな人間力を纏ってくるというか、本当に格好良くなっていると感じる。
｢伊織が生まれた年にベストイレブンに選ばれた。今年は第２子が自分に力を与えてくれると信じている｣…彼のタイ5年目のシーズンは、何処までかけ上がるのであろうか。
伊藤琢矢（いとたく）
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮･岡山･北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand
泰日蹴球橋プロジェクト
[日時]
2013年2月24日（日） 朝8時30分から昼12時まで
[場所]
ARENA10
Thonglor soi10, Bangkok 10110
[入場料]
無料
[ウェブ]
http://registathailand.blog.fc2.com/
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