2012年12月21日 掲載
予選の客の入りが今一だったから、舐めてました。19日から販売された決勝タイラウンドのチケットは午前中でSold Out。タイ人スタッフを使って手配しようとしていたんだけど、「1枚くらいあるでしょ!?」「倍の値段払うから・・・」とあの手この手を尽くしたのだけど、駄目でした。タイローカルのチャンネル7で生中継をするみたいなので、何処かのスポーツバーででもビール片手に観戦しようと思う。
その19日に決勝のシンガポールラウンドが行われた。シンガポールも外国人帰化選手が多いみたい。東南アジアはこういう国が多いね、あまり良くない傾向だと思うのだけれど・・・。結果は1-3、次に繋がるような内容ではあっただけに終了間際の失点は余計だったかな。これが次戦でタイに大きく圧し掛かってくることは間違い無い。
この試合では開始早々にPKを取られた事やハンドを流された事で審判への非難がタイサイドでは集中していた。実際その映像がインターネットに上げられている。知り合いのタイ人にその映像を見せられて「伊藤、どう思う!?」と意見を求められたりした。アウェイだから割り切るしか無いと思うんだよね、実際タイ国内リーグでのアウェイでの不公平な笛を自身何度も経験しているだけに、「それも含めてのアウェイゲームでしょ!?」と答えた。議論しても決定は覆らないからね。
マレーシアと対戦した準決勝の2試合(アウェイ&ホーム)にも少し触れておこう。相手は前回王者のマレーシア。第1戦はクアラルンプールで行われ、マレーシアが良い形で先制したにも関わらず守りきれず1-1のドロー。この価値あるアウェイでのゴールをもぎ取ったのは、やはりタイの絶対的エースNo.10の”Teerasil Dangda”選手であった。第2戦はマレーシアの選手がレッドカードを受けた時点で勝負は決まってしまったように感じる。今大会での両チームの勢いの差がそのまま出た試合だった。好調を維持しているタイがこのまま簡単に優勝するのかなと思っていたのだけれど・・・。
決勝第2戦は22日(土)スチャパラサイスタジアムで19時キックオフ、もうこの際内容はどうでも良いから・・・優勝してもらいたいね、タイに。繁栄を続けるタイサッカーを更に加速させる上でも必要不可欠なタイトルだからね。SuSu Thailand !!
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand