2012年11月24日 掲載
現在タイサッカーは、来季のDivision 1参入権を賭けた戦い以外は日程が全て終了しているので、続々と日本人選手達は帰国の途についていて、非常に淋しい季節。ライターとしても非常にネタに困る季節、フットサルワールドカップも終わってしまったしね。まだまだ僕のタイでの現役時代の未発表の”不幸エピソード”は沢山あるのだけども…。
そんなこんなでいつものように仕事のふりをしながらFacebookをしていると、以前コラムで紹介させてもらった”ラオスサッカー協会強化部長”の関口さんから「11月24日(土)のSUZUKI Cup(東南アジアサッカー選手権)の視察でタイに行く」とのメッセージが届いた。会場はフットサルワールドカップの日本戦が行われたフアマークスタジアムのお隣り、国立ラジャマンガラスタジアム(20:20 キックオフ)。これは絶対にご一緒しなきゃでしょう、早速「お供します」とメッセージを返信した。
実はもう予選は10月からミャンマーで開催されていた。ミャンマー・ラオス・東ティモール・ブルネイ・カンボジアと5つのチームが総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームのミャンマーとラオスが勝ち上がり。そしてこれからは本大会である。予選シードの6チームが加わり、2グループに分かれてタイとマレーシアの会場で総当たりのリーグ戦。A組、タイ会場はタイ・ベトナム・フィリピン・ミャンマーの4チーム。B組、クアラルンプール会場はマレーシア・インドネシア・シンガポール・ラオスとなる。この内上位2チームずつが決勝ラウンドに進出、準決勝・決勝はホーム&アウェー方式で行われるという。
ちなみにこの東南アジアサッカー選手権、女子の大会もあり、こちらは連年やったり1年空けたりといった不定期開催。しかもベトナムでばっかり開催されている。タイは1回優勝しているものの、3位が定位置みたい。基本的には予選が無く本大会から8チームが2グループに分かれてと男子と同じ方式。でも8チーム集まらない場合は近隣諸国を招待して行っているという。
2年ごとに行われている男子の大会、今回で9回目を迎えタイとシンガポールが3回ずつと最多優勝を誇る。しかしである、タイの優勝は2002年と10年も遡らなければならないという淋しい現状。是非とも覇権を奪還して欲しいものなのだが…今のタイ代表の監督はどうもなぁ…Samuraiサイトの観戦レポートで何回か書かせて貰っているんだけど、現時点でこの選手じゃないでしょう!?という選手を平気でピックアップしちゃうし、観ていても蹴ってばかりで面白くない。でもタイサッカーの発展と現在のTPLの盛り上がりを考えると優勝以外には考えられない、複雑な感じです(仮に優勝しちゃうと監督は続投になるだろうしね)。
とりあえずは予選をしっかりと戦って、12月の決勝トーナメント進出を首位で決めて欲しい。そして…試合の無い淋しい季節の穴を少しでも長く埋めて頂ければこれ幸いです。頑張れ、タイランド!!
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand