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第36回 負けられない戦いが、ここ"タイ”にもある

2012年8月9日 配信

2012年8月9日 掲載

「夢追人」のタイサッカー珍道中

 タイサッカーのトップリーグ、TPL(タイプレミアリーグ)は残り試合あと10数試合という状況で、ムアントン・ユナイテッドが頭一つ抜け出して独走態勢に入ろうとしています。その独走態勢に待ったを掛けるべく、本田慎之介選手が所属する昨年度リーグ覇者のブリラム・ユナイテッドや櫛田一斗選手が所属するチョンブリFCが必死に喰らい付いていっています。

 このTPL昇格の椅子3つを目指すべく一つ下のカテゴリー、タイリーグ・ディビジョン1では毎節壮絶な戦いが繰り広げられています。8月6日の時点で、トップのラチャブリ-から勝ち点差9の中に6チームがひしめき合う大混戦。

 このディビジョン1でも日本人選手達は大暴れをしています。2位のPTT ラヨーンには野口ピント・エリキソン選手、4位のスパンブリには馬場悠企選手と海老沢宏樹選手、5位のバンコク・ユナイテッドには宇留野純選手、6位のシラチャには東風純選手、濱田雄太選手、小島聖矢選手…。

 昇格を目指すチームにとって残り試合が少なくなるにつれて勝利による勝ち点3以外は、引き分けの勝ち点1も負けの勝ち点0と等しい価値になってしまいます。内容うんぬんというよりもう結果が全て、どんな形でも勝てば良いのです。ですから試合直後から両チーム打ち合う面白い試合を見る事が出来ます。

 日本代表のキャッチフレーズでは無いけれど、まさに「負けられない戦いがディビジョン1にはある」という事です。

 僕は何回か日本のJリーグ昇格に関わって来ましたが、昇格が見えてくると目に見えない重圧に苦しめられて身体が思うように動かなくなったり、興奮や緊張をして一睡も出来ずに試合に臨まなければならなかった事、昇格か残留かギリギリの精神状態から逃げ出してしまいたいと思った事が何度もありました。

 トップリーグとは一味違う、ディビジョン1でのガチンコ勝負も十分に楽しみを味わえると思います。是非、”トップリーグ昇格という夢を追いかける選手達の戦い”を…お勧めです。


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
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