2012年7月12日 掲載
写真提供:タイプレミアリーグに行こう!| Samurai×TPL
今回はタイサッカー界で”一番世界に近い選手”をご紹介。タイサッカーに精通されている方は「何を今更」と思われるかもしれません。そんな彼はタイから世界に羽ばたこうとしています。
彼の名前は”Teerasil Dangda”。現在タイプレミアリーグの首位を独走中の”Muang Thong United”のNo.10。もちろんタイ代表でも不動のエースストライカーはNo.10を着けています。
ボールを受けて良し・仕掛けて良し・シュート良しと3拍子揃った選手で、(褒め過ぎだとは思うのだが)日本代表”ジュビロ磐田所属”の前田選手にPowerを加えたような選手です。
以前、日本のサッカー関係者に「日本に連れて帰りたい選手は!?」と聞いたところ、真っ先に彼の名前が挙がって納得したのを憶えています。
今期僕が観に行った試合では、ヘディングと弾丸ミドルで2得点をあげていました。
常に移籍の噂が絶えなかった彼ですが、チーム側が”今シーズンの終了後”を条件に海外移籍を正式に認めたといいます。現在触手を伸ばしているチームは欧州・アジアと数多く、その中には”ジュビロ磐田”も含まれているんだとか。
現在24歳、選手として成長過程でまだまだこれからだと思うのだが、海外スカウト側からすると”ちょっと移籍が遅い”とも云われる年齢のようです。しかし彼はタイを代表する間違いなく大エース。今後の動向、成長を楽しみに見守りたいと思います。
※ちなみに彼は2006年と2008年に”Rajpracha FC”でプレーをしたんだとか…このチーム、僕のコラムの中にたびたび出てくる、そう僕が昨年所属していたチームなんですねぇ。そんな不思議な縁も彼を応援する後押しになっているのかなぁ!?
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand