2012年7月6日 掲載
大分トイレットペーパーが設置されているトイレが増えてきてはいるのですが、基本的にトイレットペーパーはトイレに流せないので、便器脇に設置されているゴミ箱へ。ウォシュレットはたまに見かけますけど、文化の違いもあってあまり普及はされていない様子。”日系企業の工場で、タイ人従業員にウォシュレットを盗まれてしまった”何て話も稀に聞きます。
大概のトイレは、トイレットペーパーが無い代わりに、ホースの先にピストルのような形の蛇口がついている物から、お水を直接お尻に掛けて、空いている方の手で洗うというスタイル。「大便の時はお尻を洗い流しに行くつもりで行けっ!!」。これ、タイに来て一番最初に教えられた言葉です。正直これに慣れてしまった自分は、トイレットペーパーで拭く手間が面倒臭くなってきています。
更に地方や古い建物等では、お尻洗い用の水が溜められている槽やポリバケツが置いてあって、桶で掬って直接お尻に掛けるスタイルになります。この時は便器の形が和式便所に足置きが付いている旧式のタイプが多いかなぁ。
タイプレミアリーグやディビジョン1のチームは全国各地で試合をするのですが、地方のチームは古い施設の競技場を使っているところが多く、当然トイレは旧式になります。シャワー施設なんて1個や2個の事が多く…選手は試合後のシャワーで一々順番待ちをしている暇なんてない。すると、前述のトイレのピストルやポリバケツのお水等がシャワー変わりになります。
基本的に人前でお尻を出す事がタブーとされているタイですので、更衣室でも堂々と着替える事が出来ない。シャワー室やトイレに行って着替える、日本みたいに其処等辺でフル○ンなんてもっての他です。気を付けてください、冗談抜きでリアルに怒られますので…。
このコラムを書いていて思い出したのですが…ドラえもんはタイでも放送されていて、こちらでも大人気番組です。その中で”のび太”が焦って”どこでもドア”を使うと必ずといって良いほど”しずかちゃん“の入浴中のお風呂に行ってしまうという有名なシーン。ここでの「いや~ん、のび太さんエッチ!!」という名セリフ、該当する適当な言葉がタイには無いのだそうです。そこでタイの吹き替えでは「馬鹿~っ!!」とか「誰か~っ!!」とかに変えられているんだとか。
すいません、次回からちゃんとサッカーコラムを書きますので…(汗)。
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand