2012年6月30日 掲載
僕はコーヒーが大好きなのですが、日本のJリーグでは試合前に飲みすぎるとドーピング検査で引っかかる事があります。カフェインが興奮剤と見なされるみたいなのですが、普段普通に飲んでいる分には全く問題はありません。
タイのコーヒーは砂糖が大量に入る上に、仕上げにコンデンスミルクをたっぷり入れます。僕がタイに来た当初は「砂糖は入れないでください」と良く言っていたのですが、「あぁっ(`ヘ´〆)」と”糖分を入れないなんて、訳分からないよっ”的に毎度も言われてしまっていたので、いつの日からか面倒臭いので砂糖入りを飲むようになっていました。
タイ人は”コーヒーを飲むと眠れなくなる”という事を物凄く信じています。チームメイトと夕食を食べた時、食後にコーヒーをオーダーしたらみんなに「眠れなくなるじゃないか!!」と言われたのですが、最初はギャグかと思っていました。しかし、これを毎回真剣にみんな指摘してきたので「あぁ、真面目に注意しているのだな。」と実感。練習が終わってホッと一息ついた時、大体18時位だったかな…この時もあるチームメイトに「駄目じゃないか、こんな時間にコーヒー飲んでっ!!」って怒られましたからね。
ある日朝練習があった時にガツンッと目を覚ましたくて、ブラックの缶コーヒーを買いました。するとどうでしょう、滅茶苦茶甘いんですね。「何でブラックなのに砂糖入ってんねん!?」と思わず突っ込みを入れてしまったのですが…後日インターネットをしていて驚くべき事実が判明しました。
“砂糖を加えないもののみブラックとするのは、日本の用法である。逆に英語でブラック(Black)とは、乳製品を加えない事を指し、砂糖の有無については問わない”のだそうです…コーヒーの世界って奥が深いのですねぇ!!
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand