2012年4月27日 掲載
基本的にタイの人達はサッカーをプレーするのも観戦するのも大好きです。タイ国内のサッカーリーグはもちろんの事、海外のサッカーも人気があり、イングランドプレミアリーグ(英国)やリーガエスパニョーラ(スペイン)が特に人気です。ブンデスリーガ(ドイツ)も最近人気が出てきたかな、日本人を見るとタイ人は「香川、香川」って言ってきますからね。
海外のチームで人気が高いのは“マンチェスターユナイテッド(イングランド)”“リバプール(イングランド)”“バルセロナ(スペイン)”“レアルマドリッド(スペイン)”。“アーセナル(イングランド)”“チェルシー(イングランド)”“マンチェスターシティ(イングランド)”“バイエルンミュンヘン(ドイツ)”等は強いのにあまり人気が無いですね。
他国のスポーツに対するこの盛り上がりは、多分賭けをしているからなのかもしれません(もちろん違法です)。だってタイ人が出ている訳では無いですからね。
国内では“ブリラムFC”“ムアントンユナイテッド”“チョンブリFC”“バンコクグラス”が4強といわれていて人気も高いです。地方のチームも人気があってトップリーグではないのですが、日本人の前田遼平選手や木野村公昭選手が所属する“ソンクラFC”は昨年3万人を超す観客を集めた試合がありました。
贔屓するチームのレプリカユニホームを買う人も多く、街を歩いているとレプリカユニホームを私服にして着ている人達が結構います。自分の好きな選手の背番号を入れたり、中には日本代表のレプリカユニホームの背中にタイ語で自分の名前を入れている人もいます。
街のあちこちに天然芝や人口芝の“サッカーコート”“7人制サッカーコート”“フットサルコート”が溢れていて、中にはセパタクローのコートまであります。それぞれの競技にプロリーグがあり、TV中継もちゃんとされています。
僕が所属したチームの練習場は一般の人達にも開放していて、毎日のように仕事を終えた人達が集まってきてはボールを蹴ったり試合をしたり、コート横の食堂でお喋りしたりしていました。たまに僕が彼らの試合を見たり、食堂でゆっくりしていると「おお、伊藤じゃん!!」と話しかけに来てくれ、「お前のプレー好きだぞ」とか「この前のマンチェスターユナイテッドの試合どう思った!?」とか言って、みんなサッカーの話をしようと僕の周りに集まって来ていました。
サッカーの好きな人達が毎日街のサッカークラブのグランドに集まって来て、ボールを蹴ったりお喋りをしたりする。クラブとして理想的な環境がタイには確立されているのかもしれませんね。
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand