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感情力がある人とない人の違い|タイの変人ポーにインタビュー

2023年3月16日 配信
感情力がある人とない人の違い|タイの変人ポーにインタビュー

変人ポー/右(撮影:京都龍馬会)

タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、一男一女をもうける。2022年3月に幻冬舎より二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人) 



変人ポーの感情力

前回は思考力についてであったが、同じ視点から今度は感情力について深堀りしてみた。

 

感情力がある人とない人の違い

梅:感情力があるのとないのでは、具体的にどう違うんでしょうか?

変:それは「感情をうまくコントロールできているかどうか」なんですが、そうですね……正の感情はその表現のセンス、負の感情は平常心、こういったものが備わっているかどうか、といった違いがまずありますよね。

梅:それはどういった事でしょう?

変:正の感情、例えば喜び、楽しみ、感謝、安心、好奇心、幸福、尊敬、勇気、満足、感動、希望、愛しさなど、時と場をわきまえてさえいれば、それはおおいに表現するのが良いんです。さっきのはこれらを表現するセンスのことでした。
一方、負の感情は例えば怒り、悲しみ、恐れ、嫌悪、憎悪、不安、恨み、羨み、妬み、不満、絶望、悔しさなど、これらネガティブなエネルギーに支配されることなく平常心を保つことです。

梅:しかし人間は感情の生きものとよく言うように、ネガティブな感情もあってこその人間ではないでしょうか。

変:もちろんです。ただ、そうした一見ネガティブな感情も要は使いよう、活用の仕方があるものです。

梅:詳しく教えてください。

 

感情を原動力に

変:わかりやすいところで言えば、怒りの感情はその場で発散して終わる人もいれば、その場では表現しないで憎悪の感情として持ち続ける人もいます。

梅:それを言ったらキリがなさそうですね。感情の処理の仕方というのは、それこそ人それぞれであるでしょうから。

変:ですね。あるいはその怒りを「悔しい!」といった感情に切り替える人もいます。その悔しさは当人にとって常に大なる原動力であり続け、やがて具体的な願望に対する情熱と結びつく事により、ついには成功の道のりへ必要不可欠なエネルギーとなり得ます。

梅:それ、よくわかります!自分も「絶対に見返してやるぞ」と思ったことがありました。そう言われてみると偉人もそうしたトラウマじゃないですけどエピソードが多いような気がします。

変:たしかに英雄とか偉人は、順風満帆な過去ではなく、どちらかと言うと天歩艱難な話をよく聞きますね。そうした人はきっと、無意識のうちも含めて感情が原動力になっていると私は思います。

梅:『変人ポーの人間力』ではこのあたりに触れているということですね?

変:はい。あと感情力においては関心がないのが一番の問題ですね。感情がなければ原動力にもなりません。人情がなければ人間力云々といった是非もない。だからこその「おもいやり」なんですが、その話はまたいつかに。

変人ポー
本名:苅部俊雄
1978年、神奈川県生まれ。専門学校神田外語学院(KIFL)卒業。2002年に初めて来タイ、タイ在住歴は合計で14年。2000~2015年までの下積み時代には27回転職、26回引越、5ヶ国に住み、5社の起業を経て現在に至る。2010年、NPO法人日本PR(東京都)理事長。2017年、一般社団法人全国龍馬社中第189番加盟タイ龍馬会会長。2022年、『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』(共に幻冬舎)を二冊同時出版。2023年、プーケット移住に伴い隠居。

<内容紹介>
変人ポーの人間力
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!

変人ポーの平和論
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!

全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!

『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。

ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。

「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」

よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。

また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。

本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。

<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>

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