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変人ポーが「やりたいことをやれ」と言う理由

2022年5月27日 配信
変人ポーが「やりたいことをやれ」と言う理由

変人ポー(撮影:Malee Karibe)

タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、一男一女をもうける。

2022年3月に二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人)


誰だってやりたいことをやって生きたい

なんだって口で言うのは簡単だ。「やりたいことをやる」なんてものは理想であって、実際はそれがなかなかできない実情があるのが現実ではなかろうか。もしくは、やりたいことができているにしても土日や休日を利用してするのがせいぜい、それを「やりたいことのみをやれ」と言う変人ポーにその真意を聞いてみた。

 

「やりたいことをやれ」と言う理由

変:この際、「やりたいことをやれない理由」については、置いておきましょう。その理由は人それぞれにあるものだし、それこそキリがありませんからね。自分に嘘をついたり、言い訳をすることだってその人の表現の自由ですから何でもいいんですが、古今東西、老若男女、我々に共通しているのが、「人生たったの一度きり」という事実のことです。

梅:なるほど。たしかにそればかりは不変の真理ですね。詳しく教えてください。

 

例えば…

変:例えば、タイでは輪廻転生があると信じられていますよね。だからタンブン(徳を積む)をやるわけですが、仮に来世があったとしても大切な人……愛する家族だったり、莫逆の友とは二度と会えないんですよ? それってすごく悲しくないですか?

梅:それはそうですけど、こればかりは受け入れるしかないのでは?

変:世の中には、二種類の人間しかいません。それを「受け入れる人」と「受け入れない人」、ではないですよ。仰る通り、それは受け入れるしかないんです。それを受け入れても人生に感謝をせず毎日何も考えずにのらりくらりと日々を送る人と、「人生一度きり」と心得え一日一日を噛みしめながら何かしらを“本気”で思考して且つ実行する人、の二種類のことですね。どちらが良い、悪いの話ではなくて。それは人によって価値観が違いますから、たった一度きりの人生、自分はどちらの人生を送りたいのか? そういう話です。

変人ポー
本名:苅部俊雄
1978年、神奈川県生まれ。専門学校神田外語学院(KIFL)卒業。2002年に初めて来タイ、タイ在住歴は合計で14年。2000~2015年までの下積み時代には27回転職、26回引越、5ヶ国に住み、5社の起業を経て現在に至る。2010年、NPO法人日本PR(東京都)理事長。2019年、一般社団法人全国龍馬社中第189番加盟タイ龍馬会会長。2022年、『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』(共に幻冬舎)を二冊同時出版。

『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?

<内容紹介>

変人ポーの人間力
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!

変人ポーの平和論
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!

全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!

 

『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?

別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。

ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。

「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」

よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。

また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。

本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。

<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>

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