2013年2月8日 掲載
日本人サッカー関係者にタイで一番驚かれるのは、休日やアフター5に街の至る所で行われている”近所のおっちゃん達”の集まりによるセパタクロー。みんな股関節が柔らかく、まぁ良く足が上がる×2。それに皆がみんな”オーバーヘッドキック”やら”ジャンピングボレー”等の技を持っていて魅せる×2。更にそれを阻止すべく”ライダーキック”のような形で繰り出されるブロックの技術の高さ、もう街で見掛ける度に脱帽してしまいます。
僕は職業柄日系の会社の工場に良くお邪魔する機会があるのですが、工場敷地内に天然芝のサッカーコートや照明付きの人工芝フットサルコートを併設しているところが多く、中には一般貸出しなんかもしているところもあったりします。そこにはボールが転がっていたりしていて、実際に良く使われているんだろうなぁと思っていたんですね。
ある日、昼休みを挿むような時間帯でS工場さんにお伺いしました。お昼休みのチャイムがなるやいなや敷地内のグランドにバルセロナのレプリカユニホームを着たタイ人がボールを蹴りに現れました。するとレアルマドリッドやらマンUやらのユニを着たタイ人達がどんどんグランドへと集まって来ていつのまにかミニゲームが始まりました。
そのミニゲームを観て歓声を上げながら昼食を取っているタイ人も…。このミニゲーム自体のレベルは高く無いのだけれど、結構ガチでやっていて熱い…観ていて面白いんですね。スーツ着ていなかったら本気で参戦したいと思いましたもん。
お昼休みが終わる頃には各々ユニホームのまま水道にホースをつけた簡易シャワーで水を浴びて退散していきました。確認してみるとみんなこの工場で働いている従業員なのだとか。しかも毎日のようにミニゲームは行われているみたい、是非とも次回訪問時はサッカー用具持参で混ぜて貰えたらと思います。
元サッカー選手の特権を活かして、これが営業に繋がれば最高ですよね…なんてね。僕は草サッカーレベルでも、純粋にプレーを楽しむのだけれど本気で勝ち負けに拘るタイ人の熱さが好きですね。駐在で来られている日本人の方も参加されてはいかがですかね、健康のために…(笑)。
伊藤琢矢(いとたく)
アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand
泰日蹴球橋プロジェクト
[日時]
2013年2月24日(日) 朝8時30分から昼12時まで
[場所]
ARENA10
Thonglor soi10, Bangkok 10110
[入場料]
無料
[ウェブ]
http://registathailand.blog.fc2.com/
[お問い合わせ]
クリニック参加希望、イベントに関するお問い合わせなど
itotaku24@yahoo.co.jp